【ニューヨーク時事】ロシアが昨年の米大統領選に介入した疑惑をめぐり、米国での人種差別問題をあおるため、人気スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」が悪用されていたことが12日、明らかになった。米CNNテレビが報じた。

 インターネット交流サイト(SNS)上で昨年7月、ロシアの関係機関とつながりがあるとみられる投稿者が「ポケモンGO」を使ったゲームコンテストの開催を宣伝。全米で警官による黒人男性の射殺・暴行事件が相次ぐ中、事件現場の周辺でキャラクターを見つけたら、賞金としてネット通販の商品券がもらえると呼び掛けた。

 発見したキャラクターには、2014年7月にニューヨーク市内で白人警官から首を絞められる格好で組み伏せられて死亡した黒人男性エリック・ガーナーさん=当時(43)=の事件を挙げ、警官暴行の他の被害者の名前を付けるよう促していた。

 コンテストの目的は不明だが、米国社会の分断を図るため、警官による黒人男性の射殺・暴行事件を思い起こさせることを狙ったとみられる。「ポケモンGO」を開発した米ナイアンティックはCNNの取材に対し、「われわれのゲームが許可なく悪用された」とコメントした。 

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