11月23日(木・祝)21:00よりWOWOWライブにて、『ミュージカル「黒執事」~NOAH'S ARK CIRCUS~』が放送される。『ミュージカル「黒執事」』は、全世界でのコミック累計発行部数2,400万部を誇る枢やなの漫画『黒執事』を原作としたミュージカルシリーズだ。2013年に初演されて以降“生執事”の愛称で親しまれ、今や2.5次元を代表する作品の一つとなっている。23日に放送されるのは原作の「ノアの方舟サーカス編」をミュージカル化した2016年の上演作品だ。悪魔で執事のセバスチャン・ミカエリス役を演じた古川雄大、スネーク役を演じた玉城裕規、ダガー役の三津谷亮、ウィリアム・T・スピアーズ役の輝馬の4名は、今回の放送における副音声解説を担当。副音声収録直後の古川がインタビューに応じ、作品の見どころや副音声解説の聴きどころを語った。

 

初めて前から観る「サーカス編」

――今回の放送は、原作ファンだけれど『ミュージカル黒執事」』を観たことがない方や、古川さんのことをご存じだけれど2.5次元舞台は未体験という方にも、ご覧いただくきっかけになりますね。

2次元である漫画世界観や魅を生身の人間で再現しようというのが2.5次元ですよね。原作漫画黒執事』を読んだ時、シリアスコミカルバランステンポ感がおもしろいと感じました。『ミュージカル黒執事」』は原作世界観だけでなく、そのバランステンポ感まで忠実に再現しています。本作は2.5次元舞台を代表する作品のひとつだと思っています。

――座談会形式の副音解説はいかがでしたか?

深い話からウラ話まで3時間くらい、喋りっぱなしで話は尽きませんでした。でも作品が第2幕に入ってからは、4人ともが作品に引き込まれ黙ってしまう間が何度もありました。今回の放送をご覧くださる方も、同じように見入ってしまう間があると思います。

――めて『ミュージカル黒執事」~NOAH'S ARK CIRCUS~』をご覧になった感想をお聞かせください。

4人ともDVDは頂いていましたが、全部を通して観るのは、全員今日が初めてでした。この作品を客席側から観るのもこれが初めてだったんです。登場人物や世界観まで『ミュージカル黒執事」』の魅あらためて感じることができました。まずストーリーが面いですよね。玉ちゃん(玉城裕規)も言っていたのですが、“感情が揺さぶられる”物語。特に第2幕からはサーカス団を舞台に、人間の愚かさを浮き彫りにして「人間とは?」を問いかけるように展開していきます。報われない悲しいお話ですが、報われないからこそ心に残るものや感じていただけることがあると思います。

――印的なシーンはありましたか?

サーカス団の登場シーンですね。彼らが登場するまでと登場してからでは音楽の曲調も変わりますし、単純に格好良い。彼らが抱えているもの、つまりストーリーの軸になる部分にも魅を感じます。チームサーカス団、ずるいですよね?(笑)

愛のあるカメラワークでふとした表情も

――副音解説は約1年ぶりでしたね。※前回分も同日に放送予定あり。詳細は後述。

前回の経験を生かして、裏エピソードや演じていた本人たちだからこその話を多く盛り込んで解説しようと意識しました。4人で掘り下げた話をしていたら、「あ、はそこをよく分かっていなかったかも」と気づくところもあって。もっと深く勉強しないといけないなと思いました。

――前回と今回で、収録中の雰囲気も違いましたか?

前回の座談会メンバーは、わりと落ち着きのあるタイプの4人でした。その中でも植原卓也くんがリーダーシップをとって、話を進めたり引き出してくれたりした記憶があります。今回はわちゃわちゃした人がいたり、冷静っぽく見えてやっぱりわちゃわちゃした人もいたりしまして(笑)自然に盛り上がった気がします。

――わちゃわちゃ……というと?

ちゃわちゃしていたのが三津谷亮くんで、冷静っぽくみえてわちゃわちゃというのがくん(笑)。これは個人的な想像ですが、くんってではきっと静かなタイプだと思うんです。なので今日は、すごく気をつかって“見せかけわちゃわちゃ”をしてくれていたんじゃないかな(笑)

あ。でも、それはのせいだったのかも。座談会は、、玉ちゃん、三くんという並び順だったんです。が玉ちゃんや三くんに話しかけようとすると、少しこう(身を乗りだすように)なりますよね。のこの帽子、つばが広いせいでになって、くんを入りづらくしてしまったのかな……。

――さんが少し外側になってしまうんですね(笑)

だとしたら、本っ当にごめんなさい!(一同笑)。でもは的確にいいことを言っていますよ! おいしいところを持っていく解説をしています!(笑)

――座談会では、「のあるカメラワーク」という言葉が出たそうですね。

はい。例えばの演じるセバスって、ふとした間に意味深な表情をすることがあるんです。物語の流れに大きな関係はなくても、はそこになりの意味を持たせて演技をします。そうしたふとした表情をカメラはとらえてくれていて、映像にも入っているんです。よく観てくれている、のあるカメラワークに「ありがとう」って思いました。

――その表情にも注して楽しませていただきます。

11月23日の放送では、原作黒執事』をご存知の方は、生身の人間が2次元を再現し、その世界が画面の中にできていることを楽しんでほしいです。原作を知らない方でもこの作品の世界観は面いと感じていただけると思います。

「豪華客船編」は大晦日開幕!

――大晦日には最新作『ミュージカル黒執事」-Tango on the Campania-』がTBS赤坂ACTシアターで開幕しますね。ダブル演のシエル・ファントムハイヴ役は、ひき続き内川生さんです。

前作では約3か間、内川くんと一緒にお仕事をさせていただきました。彼は小学六年生ですが学ばせていただくことが多かったんです。あれから1年、お互いにそれぞれの経験を重ねてまた共演できることになるので、どんな刺を受けられるのか今から楽しみです。

――ストーリー原作黒執事』の12巻から14巻にあたる「客船編」です。

黒執事』という物語が先へ進む喜びもあり、楽しみもあります。待ち望んでくださっているお客さんたちのご期待に応えたいという思いもあります。自分の中でも、すごく盛り上がっているのを感じます。

新作の舞台にお越しくださる方も、今回の放送で副音を聞いてからお越しいただけると、人物の関係性や前回からの伏線などをより深く楽しんでいただけるのではないでしょうか。お時間の許す方は、ぜひ劇場まで足をお運びください。

ミュージカル黒執事」~NOAH'S ARK CIRCUS~』は、11月23日(木・祝)9:00よりWOWOWにて放送。同日6:00からは『ミュージカル黒執事」-地に燃えるリコリス2015-』(副音解説付き。古川雄大植原卓也荒木宏文佐々木喜秀)も再放送される。さらに最新作の『ミュージカル黒執事」-Tango on the Campania-』は2017年12月31日に開幕、その後、全を巡演。

WOWOWでの放送は、“生執事ファンの方だけでなく、原作ファンの方にとっても一度2.5次元世界をのぞいてみる絶好のチャンスだ。忠実に再現された世界観を楽しんでほしい。
 

取材・文・撮影=塚田史香

放送情報
放送日:11月23日(木・祝)21:00
放送局:WOWOWライブ
収録日/2016年12月18日
収録場所/愛知 刈谷市総合文化センター アイリスホール
スタッフキャスト
原作:枢やな(掲載 刊「Gファンタジースクウェア・エニックス刊)
脚本:竜崎だいち、毛利
演出:毛利
出演:古川雄大内川生/玉城裕規 田野アサミ 三津谷亮
陳内 将 TAKUYACROSS GENE)/鷲尾 昇 河原田巧也 坂田しおり和泉宗兵 髙木 俊 寺山武志/設楽銀河 倉知あゆか(G-Rockets) 知念紗耶(G-Rockets) 後藤剛範/小手伸也 姜 暢雄/三浦涼介 ほか

 

原作:枢やな(掲載 刊「Gファンタジースクウェア・エニックス刊)
脚本:Two hats Ltd.
演出:児玉明子
 
兵庫
2018年1月19日()~22日()
神戸際会館こくさいホール
愛知
2018年1月26日()~28日(日)
江南市民文化会館
石川
2018年2月3日(土)・4日(日)
本多ホール
福岡
2018年2月10日(土)~12日(・休)
久留米ティプラザ ザ・グランドホール
 

古川雄大