映画『スパイキッズ』シリーズのカーラ・グギーノが、Netflixの新作映画『ジェラルドのゲーム』について、10月30日(現地時間)、ニューヨークのアイピック・シアター開催の試写後のQ&Aで、製作者トレヴァー・メイシーと共に語った。

 本作は、巨匠スティーヴン・キングの同名小説を、『オキュラス/怨霊鏡』のマイク・フラナガンが映画化。結婚して11年の中年夫婦ジェシー(カーラ)とジェラルド(ブルース・グリーンウッド)は、ありふれた生活を変えるために人里離れた別荘で週末を過ごすことにする。ところが、刺激を求めた夫が妻をベッドに手錠で縛り付けたところ、思わぬ出来事が起き、究極の選択を迫られていく。

 今作の制作経緯についてトレヴァーは「僕とマイクは今作で5作目のタッグなんだけど、彼は初対面のときから、スティーヴン・キング原作のこの作品を映画化したいと言っていたんだ。当時は映画の版権の問題や、大きな予算をかけて制作することが難しかったから、夢の企画として寝かせていたんだけど、これまでのタッグは興行的にも成功しているし、楽しくやってきている。マイクとタッグを組んできたこの5年間を通して、僕らはこの企画に向かって足並みを揃えてきたんだよ」と情熱の企画だったことを明かした。

 原作より先に脚本を読んだというカーラは「フラナガン監督の脚本には主人公ジェシーの頭の中で起きている出来事が詳細に記されていて、読みながらこれから演じることに恐怖を感じたほどだったわ。一方、スティーヴン・キングの原作には、子供の頃のジェシーが体験したトラウマが描かれているだけでなく、ホラーのジャンルに適した作品として作り上げられていることにも感心したわ。フラナガン監督もわたしも、原作を生かして制作するのはかなり困難だと思ったけれど、逆にそれがやりがいにも思えたのよ」と達成感あふれる笑顔で語った。

 また、身体的な負担も大きかったであろう撮影については「現場に行くと、フラナガン監督が『手錠をかけて実験してみたけれど、もってせいぜい5分、それ以上はダメだ。もし、どこか不快になったら、すぐに僕に知らせてくれ』と言ってきたの。負けず嫌いのわたしは『5分以上できる!』と思っていたけど、実際に背中などあちこちにあざができたわ」とその過酷ぶりを明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

製作者のトレヴァー・メイシーと主演のカーラ・グギーノ