かつて日本の携帯電話は、ほぼすべてが日本のメーカーで占められており、各社が繰り出す最新機能やデザインを見比べながら新しい機種を選んだものだった。しかしその状況はスマートフォンの登場によって、大きく様変わりした。中国メディア・今日頭条は10月30日、日本の携帯電話市場が奇妙であるとする記事を掲載した。

 記事は、現在の日本の携帯電話市場について、日本メーカーではソニーとシャープが商品を生産し、外国勢ではアップルが主流となっていると紹介。特にアップルのiPhoneは、国内メーカーを差し置いて半数以上のシェアを獲得していると説明した。

 また、日韓関係の緊張から韓国メーカーのサムスンが日本市場を当てにしていないかと思いきや、両国関係を考慮してサムスンのブランドを隠して日本で販売し、一定のシェアを獲得していると伝えた。

 そのうえで「不思議に思うのだが、日本の携帯電話メーカーは技術力に優れており、その品質は中国の多くのメーカーよりも高いのに、どうして日本市場におけるシェアが驚くほど低いのだろうか。もしこれがお金はあるけれど技術が発展していない国の話なら決しておかしくはない。しかし、日本の技術力は米国と大して変わらないのだ」と疑問を呈している。

 記事を読んだ中国のネットユーザーからは、「華為(ファーウェイ)は日本でよく売れているのではないのか」との意見が出ていたが、これに対して別のユーザーは「華為が売れているのはオープン市場での話。すなわち、キャリアの縛りがないSIMフリー携帯電話だ」と回答している。まさにその通りなのだが、今の日本の携帯電話市場には特定キャリア専用の機種とSIMフリー機種の2種類の電話が流通しており、ちょっと前まではほとんどがキャリア専用の機種だったということ自体、中国の人たちにとっては奇妙に思えることだろう。

 「ガラケー」の根強い人気といい、キャリア主導の機種開発体制といい、日本の携帯電話業界は奇妙なことだらけなのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)viewapart/123RF)
消えぬガラケー、売れぬ国産、奇妙なキャリア縛り・・・魔訶不思議な日本の携帯電話市場=中国メディア