日本U-15アジア選手権で圧勝発進、先発清水が2回封6Kの快投

「第9回 BFA U-15アジア選手権」が1日、静岡県伊豆市・志太スタジアムで開幕。日本香港に26-0の4回コールド勝ちし、初戦を飾った。

 日本の開幕投手は、10月8日~10日に行われた「第12回 U-15 KWB野球季大会」の結果を受け、追加で選出された清水群馬長野郷中)だった。30日の、打撃練習を終えた室内練習場で伊藤将啓監督から先発を告げられ、「昨日までは緊した。流れを持ってこられるか心配がいっぱいあった」と清水。今大会は新軟式球「M号」が使われている。のかかりなどで慣れないところがあり、この日のブルペンなどでも制球が悪かったが、打者と対峙すると、その心配は杞憂に終わった。

 コースを丁寧に突き、駄なボール球を投げず、最速135キロの直球スライダーカーブを織り交ぜて初回から3者連続空振三振。2回も2つの空振三振と1つの見逃し三振を奪った。6連続三振に「自分の持ち味である三振を多くとることができてよかった」と笑顔を見せた。

 伊藤監督は「ブルペンはあまり良くなかったが、マウンドに上がったらピシッといってくれた。清水がうまくスタートしてくれた」と褒めた。開幕戦の先発に起用した理由を「全大会からそんなに日数が経っていない。実戦感覚がピッチャーの中では一番ある。初戦でいいピッチングをして勢いをつけてほしいと思った」と話し、6三振の好投に「いい働きをしてくれた。上出来だと思います」と合格点を与えた。

 元プロの助言も好投につながった。昨年まで日本ハムで活躍した武田勝氏がコーチを務めており、導を受けている。「ブルペンピッチングをしながらいっぱいアドバイスをもらっています」と清水プロ経験者から教わるのは初めてだと言い、「嬉しいです」と笑顔。特に印に残っている教えは「投げるまでのの入れ方」だという。「リリースの時だけを入れられたので今日はいいピッチングができたと思います」と感謝した。

 初戦でチームに勢いを与えるピッチングができたが、「今日80点くらい。もっといいピッチングができると思っている」と満足はしていない。「これからもチャンスがあれば、今日よりもいピッチングをしたい」とキッパリ。4大会ぶりの優勝に向け、さらなる好投を誓った。(高橋江 / Masae Takahashi)

侍ジャパンU-15代表の清水惇【写真:Getty Images】