CL本拠地のアポエル戦で痛恨1-1ドローも、香川が輝きを放ち先制点演出

 

 ドルトムントのMF香川真司は、現地時間1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第4節の本拠地アポエル(キプロス)戦に先発フル出場し、右足アウトサイドでの鮮やかなダイレクトパスでアシストを記録した。結果はドローで決勝トーナメント進出が絶望的な状況となっているが、香川はドイツメディアから単独トップ採点で、「完璧な創造性をもたらした」と称賛された。

 

 前半から5バックで守るアポエルの守備網を、香川の鋭いパスが切り裂いた。香川はゴール正面の位置でMFユリアン・ヴァイグルからの縦パスを受けると、半身の体勢から右足アウトサイドを使ってダイレクトでフリック。抜け出したDFラファエル・ゲレイロもワンタッチで合わせて先制ゴールが生まれた。

 

 前半は相手にシュートを1本も打たせないなど、順調な試合運びを見せていたドルトムントだったが、後半6分にはカウンターからFWマイケル・ポテにゴールを許してしまった。リーグ戦でもここ3試合9失点という不安定な守備陣は、CL4試合連続失点となった。確実に勝ち点を取らなければならないアポエル相手にホーム、アウェーともに勝利を逃す結果となった。

 

 ドイツ地元紙「WAZ」紙の採点で最高評価を受けたのは、香川だった。「1」が最高点というドイツメディアで合格点の「2点」が付けられ、「ビルドアップで完璧な創造性をもたらした」、「ダイレクトパスでゲレイロのゴールをもたらしただけでなく、多くのゴールチャンス生み出した」と絶賛された。

 

 香川に次いだのはスコアラーのゲレイロとヴァイグル、GKロマン・ビュルキの3人で「3点」。DFエメル・トプラクとDFマルク・バルトラ、MFマクシミリアン・フィリップ、FWピエール=エメリク・オーバメヤンの4人が「5点」でワーストタイだった。

 

 

 

一人でシュート5本を放つ積極性を見せたが…

 

 同じくドイツ地元紙「ルールナハリヒテン」紙の採点では、ゲレイロが「2.5点」でトップに立ち、香川は単独2位の「3点」だった。オーバメヤン、フィリップ、トプラク、そしてDFソクラティス・パパスタソプーロスがワーストタイの「4.5点」に終わった。

 

 11月の欧州遠征に臨む日本代表メンバーからまさかの落選となった香川だが、この日は持ち味とする狭いエリアでの技術やパスセンスを存分に発揮。アシストの他にも、珍しいジャンプヘッドでゴールに迫るなど一人で5本のシュートを放つ積極性を見せた。ドルトムントのペーター・ボス監督、そして日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督へ自身の存在を猛アピールしている。

 

【了】

 

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

フットボールゾーンウェブ