うどん県として知られる香川県で行われている、ユニークな糖尿病対策がSNS上で話題となっています。その対策とは、血糖値を下げる働きをする、ポリフェノールなどの栄養を豊富に含んだ「長命草」をうどんに練り込む、というもの。これに対し「健康のためにうどん食べるのを控える気はさらさらない」「うどんを食べないという選択肢なんかハナからないうどん県民の力を感じる」「香川の人はどれだけうどんに情熱を注げるのかと感心した」「我が地元は僕の誇りです」などの声が上がっています。

糖尿病による死者数が多い香川県

 香川県は、糖尿病による死亡者数が多い県として知られ、近年では、2015年が全国3位、2016年は9位。「長命草さぬきうどん」を製造・販売する株式会社おおみね(香川県小豆島土庄町)の大峯茂樹社長によると、こうした状況を打破するために地元の食品企業などで作る「小豆島食材開発会議」と県、香川大学医学部が2017年2月、長命草を練り込んだうどんを開発しました。

 マウスを使った実験では、うどん粉に長命草を4%加えたところ食後の血糖値が20%低下する結果が得られたといい、現在では、高松市内の百貨店と自社で販売するほか、自社でイートインもできるそうです。「味は『パクチー』に少し似ていますが、刺激はそこまで強くありません」(大峯さん)。

 長命草は、オリーブオイルよりもポリフェノールを豊富に含むとされ、ほかにビタミンAやビタミンK、カルシウム、カリウムなどの栄養素も豊富。とりわけ、血糖値を下げるのに有効なのは、ポリフェノールとビタミンAといいます。

 しかし、SNS上には「そもそも、うどん自体を控えるべきでは」との意見もあります。これについて、大峯さんは次のように話します。

「まだ完成していませんが、『塩のないうどん』を作ってくれるように香川大学からお願いされています。しかし、どうせなら、汁も飲み干す香川県民の健康のために、汁も塩なしにしたいです。うどんを食べない選択肢は香川の人にはありませんから(笑)」

 長命草さぬきうどんは「150グラム×2玉入り(つゆ付き)」600円(税別)。オススメの食べ方は、たっぷりの野菜とうどんを土鍋で煮込む「野菜煮込み長命草うどん」、もずくに薬味と野菜を加え、つゆをかけて食べる「もずくサラダ長命草うどん」、ゴルゴンゾーラチーズとはちみつソースを使った「はちみつチーズ長命草うどん」。イートインは、とろろいもと卵、刻みのり、青ネギをトッピングし、ぶっかけだしで食べるそうです。500円(税込み)。

(オトナンサー編集部)

株式会社おおみねの「長命草さぬきうどん」