ブラジル戦で出番のなかった初選出・長澤は、先発でのA代表デビューの可能性が浮上

 

 バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表に初招集された浦和レッズのMF長澤和輝は10日の国際親善試合ブラジル戦で出場機会が訪れなかったものの、現地時間14日のベルギー戦(現地時間20時45分/日本時間15日4時45分)は先発の可能性が浮上している。ハリルジャパンの秘密兵器として期待される男は、満を持したA代表デビューに向けて「あの時とは違うと思うけど…」と対戦を心待ちにしているベルギー代表選手の名前を挙げた。

 

「チームでやっているところと近いところ、1.5列目というか、攻撃的MFの方が攻守で良さが出せるかなと思う」と語っていた長澤は、12日のトレーニングで主力組に入ると、MF井手口陽介(ガンバ大阪)と並びインサイドハーフとしてプレー。自身が望むポジションに入り、指揮官に対して猛アピールを行った。

 

 長澤はFIFAランキング5位ベルギーとの対戦に向けてイメージを膨らませおり、3バックを採用すると見られる相手の強みと弱みを冷静に分析。勝負のポイントを次のように語った。

 

「相手の後ろが少ないことで、ディフェンスラインのギャップは大きくなると思うけど、逆に言えば相手は中盤が多いし、能力がある選手が中盤に多くいるから、そこの部分を使われたらビハインド。そこは駆け引きだと思う」

 

 

 

「中盤だったらデ・ブライネとか」

 

 ベルギーのタレント力に関して「プレミアリーグで活躍している選手、トップリーグで活躍している選手が多くいる」という長澤は、世界屈指のアタッカーとの対戦を心待ちにしているようだ。

 

「中盤だったらデ・ブライネとか。(彼が)ヴォルフスブルクの時に試合をしたことがあるので、またその時は違うと思いますけど楽しみにしています」

 

 長澤は2013-14シーズン途中に当時2部のケルンに移籍。2015-16シーズンの途中で浦和へ完全移籍するまでの3シーズンをドイツでプレーした。現在マンチェスター・シティに所属するケビン・デ・ブライネは2013-14シーズンから2015-16シーズンまでヴォルフスブルクに在籍しており、その間に対戦したという。

 

 AFCチャンピオンズリーグの上海上港戦で元ブラジル代表MFオスカルらを封じ込めるなどデュエル(1対1)の部分でも存在感を示した長澤。巧みなボールタッチに加え、力強いドリブルで打開もできるタイプだけに、攻守両面での活躍が期待される。デ・ブライネら強力アタッカー陣を抑え込みつつ、自身の特長を前面に出して代表定着への足掛かりをつかめるだろうか。

 

【了】

 

大木 勇(Football ZONE web編集部)●文・写真 text & photo by Isamu Oki

 

 

 

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