福岡市立小6年の女子児童(12)が、同級生からのいじめが原因で体調を崩して入院し「集合写真の自分の顔だけ切り取られ、担任も注意しなかった」と訴えていることが分かった。児童は3年時からいじめを受け続けたと訴えており、市教委が設置した有識者による第三者委員会が22日に調査を始める。

 児童の保護者によると、4年の3学期、同級生十数人が写る集合写真から児童の顔だけ同級生に切り取られたり、自分で切り取らされたりするいじめを受け、児童は顔が切り取られた写真を複数枚自宅に持ち帰った。

 児童側は第三者委の調査に向け市教委に今月提出した文書で「担任は知っていたのに注意せず、『冗談だ』と笑いながら写真を持ち帰らせた」と訴えた。市教委生徒指導課は取材に「事実関係を確認中」と答え、第三者委が調査するとした。

 児童は9月下旬から入院して登校できなくなり、適応障害と診断された。学校のいじめ防止対策委員会は10月、「死ね」と書かれたメモが所持品に入れられていたことなど4件をいじめと認定したが、保護者は「もっと多くのひどいいじめを受けたのに一部しか調査されていない」と批判している。【樋口岳大】