アマゾンをかたり、「有料動画の未納代金がある」「支払わないと法的手続きに移行する」などとと迫る架空請求SMSが出回っているとし、消費者庁が注意を呼び掛けている。

【その他の画像】

 SMSは「有料動画の未納料金が発生しています。本日中にご連絡なき場合、法的手続きに移行いたします。アマゾン●●」という内容。書かれた電話番号に連絡すると、「動画サイトの料金が未納だ。悪質な利用者とみなされ、請求が上がっている」などと告げ、実際には存在しない未納料金の支払いを求める。

 さらに「本日中に支払わなければ民事裁判に移行する」「裁判費用に加え、自宅や職場に請求連絡し、ブラックリストに載せ、預金や財産を差し押さえる」などと告げて不安をあおり、応じない消費者には「いったん支払えば返金する」などと欺くという。

 支払いを承諾すると、Amazonギフト券をコンビニなどで購入し、番号を伝えるよう求めてくる。5万円分など高額なギフト券を、複数のコンビニに分けて購入させたり、店員に購入理由を聞かれても答えないよう求めるなど、店員から詐欺と疑われないよう誘導してくるという。また、購入の間、電話を切らせないようにするケースが多く、考える時間や公的機関に通報する余地を与えないようにしているとみられている。

 この請求元は「Amazon.co.jp」を運営するアマゾンジャパンとは無関係。詐取されたギフト券番号から使用した人を特定し、入手経緯を調べたが、使っていたのは転売で購入した人で、販売者の実体は分からなかったという。また、Amazon.co.jpの動画サービスで実際に未納が発生した場合も、SMSで料金を請求することはないという。

 消費者庁は「アマゾンの未納料金をSMSで支払え」「連絡がなければ法的手続きに移行する」「ギフト券を購入して番号を連絡しろ」などは「詐欺の手口」とし、要求には絶対に応じないよう呼び掛けている。

消費者庁の注意喚起