中国メディア・今日頭条は11日「どうして日本では視覚障害者が健常者と同様に生活することができるのか」とする記事を掲載した。

 記事はまず中国における視覚障害者の外出支援状況について紹介。装飾タイルと勘違いしたのか無意味な模様を描く点字ブロックの道や、途中に木や障害物が立ちはだかる点字ブロックの道などの写真を掲載し、「設備が非合理的なだけにとどまらず、そもそも点字ブロックの存在を無視する人がいる。だから、中国の視覚障害者は1人で外出できないのだ」と評している。

 そのうえで「日本では視覚障害者が自由に外出できるといっても過言ではない。その自由さは、充実した設備と人びとのモラルで成り立っているのだ」と説明。点字ブロックの上に障害物を置くような事態がほとんど発生しないほか、点字ブロックのない場所でも白い杖を持った視覚障害者に対して市民が自然と道を譲る習慣を持っていると伝えた。また、信号機には音声システム備え付けられており、視覚障害者もスムーズに横断することができることを紹介した。

 さらに、電車の利用も非常に便利であり、点字付きの運賃表や、音声案内付きの自動券売機、駅でのリアルタイムな列車接近アナウンスに加え、困ったことがあれば駅員や車掌が積極的に手助けしてくれるとしている。

 この他にもシャンプーとコンディショナーを区別するため、シャンプーのボトルに突起がついている、牛乳パックには牛乳であることと開け口の場所が分かるようにするために、上部に切り欠きが付いている、紙幣の隅には触っただけで識別できるマークが印刷されており、温水洗浄便座のボタンや図書館の案内、アルコール缶飲料の上部などさまざまなものに点字がついていることを紹介した。

 記事は最後に「日本社会のさまざまな思いやりにより、初めて日本の視覚障害者は自由に生活でき、健常者と同じように過ごすことができる。これに対して、われわれは反省、学ぶべきではないだろうか」と問いかけた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)pitisirisriro/123RF)
目の不自由な人が日本で安心して暮らせる理由=中国メディア