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dog.jpg イギリスに住むある少女は2年前、難病にかかっていると診断された。糖尿病の一種なのだが、その病のせいで彼女は、常に「いつ低血糖の発作が起きてこん睡状態におちいるか分からない」という危機的状態にさらされている。ある瞬間は元気でも、次の瞬間には気を失うかもしれない。いつそれが起きるかは、少女自身にもわからない。幼い少女は1日に何度も生命の危機を迎えるわけだが、しかしある存在のおかげで今のところその危機は回避されている。ある存在とは――1匹の犬だ。

 イギリスのデイリーメール紙によると、現在7歳の少女レベッカの命を「救い続けてきた」のは、ラブラドール・レトリバーのシャーリーだ。「1人と1匹」は、毎日一緒に小学校に通っている。なぜなら、唯一シャーリーの優れた「嗅覚」だけが、レベッカがこん睡状態におちいりそうか否かを察知することができるからだ。シャーリーの鼻は、レベッカの血糖値が高くなりすぎているか、あるいは低くなりすぎているかを「におい」で知ることができるのである。シャーリーは変化を嗅ぎとると、レベッカや教師が気づくまでレベッカの手を舐め続ける。シャーリーの合図に誰も気づかないときはレベッカの膝の上に乗ったり、時には自ら治療キットを持ってきたりしてアピールするという。

 シャーリーが危機を周囲に伝えると、教室に控えているアシスタントが血糖値を計測し、低すぎたときには砂糖を、高すぎたときにはインスリン注射をレベッカに与える。訓練を受けたシャーリーがレベッカと一緒に小学校へ通いはじめたのは1年前で、以来シャーリーは毎日教室で発作が起こらないように見張っているそうだ。

 レベッカの母親も「レベッカにとってシャーリーは、絶対の"ライフセイバー"だわ」とシャーリーを絶賛。デイリーメール紙のコメント欄にも、「なんて胸を打つ話なの」「犬たちが獲得できる能力は信じられないほどすごいよ」「(シャーリーは)この子の親友ね」と1人と1匹を応援する声が集まった。深い絆で結ばれた彼らは、これからもともに「生きて」いくのだろう。レベッカの幸福とシャーリーの喜びが続くことを祈りたい。

【関連サイト】
Dog smells diabetic emergencies: Labrador Shirley stops Rebecca, 7,falling into coma | Mail Online 少女とシャーリーの話題を報じた英メディア

(古川仁美)

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