がんを経験された572人の方による「日々の生活」「お金」「仕事」などの項目についてのアンケート。本音ベースで寄せられた皆さんの声から、人には言えない職場や家庭での悩みが浮き彫りになっています(※アンケートはライフネット生命保険株式会社が、特定非営利活動法人キャンサーネットジャパンの協力を得て調査)。

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がんを経験したあとの仕事への意識変化

・4人に3人が「ライフワークバランスの意識が高まった」

・5割ががんを経験したことで「周りのスタッフへの気遣いも高まった」

がんを経験した年齢

・3割が就労可能年齢でがんを経験

「がん治療=長期休業や退職」から「治療と仕事の両立へ」

・がん患者でも雇用してもらいたい。治療や通院などがあるが、比較的元気に働けることを理解してもらいたい。(20代女性)

・がんでも種類や進行、症状は個人差が大きいが、私も含めがんになるとより社会貢献意識が高まるので、上司の理解や周りの配慮で勤続できる場合が多いと思う。がん=死と直結されやすいが、医療は進歩しており一概にリタイヤさせるのではなく、きちんと個と向き合ってもらえる姿勢や人がいるといいと思います。(30代女性)

・私はすぐに仕事をどうしようかと悩みました。看護師の方から「がんでも働けます。辞めることを前提に考えてはだめだよ」と助言していただき辞めずに働き続けています。がんイコール仕事はできない、という先入観だけは持たないで、病気に対する知識を持っていただけるとありがたいです。(40代女性)

・がんに罹患したことをネガティブにとらえない風土づくりを徹底し、周囲がサポートしやすい環境を構築しておくことが必要だと思います。(30代男性)

復帰後にモチベーションダウンしないために

・外見からはわからない痛みや辛さがあることを知ること。化学療法中は匂いに敏感なので煙草や香水にも気を遣ってほしい。(20代女性)

・「戻ってこい!」という上司の言葉が力強くて、励みになった。他人事とは思わず、がんに対する意識を職場全体で持ってもらえることが大切だと思う。(30代女性)

(「文春オンライン」編集部)

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