エンジャパンは11月末、同社が運営するエン派遣ユーザーに対して行なった「同一労働同一賃金」についてのアンケート調査結果を発表した。

「同一労働同一賃金」とは、「性別や雇用形態に関係なく、同じような仕事をしていれば同等の賃金を支払うという考え方」のことを指す。

その意味を「知っている」と答えた人は31%にとどまり、周知は進んでいない。同一労働同一賃金の考えに賛成する人は65%で、回答者からは「同じ仕事をしているのに収入に差があるのは差別」など、不公平感を訴える声が挙がっている。

調査は今年9月26日~10月23日、エン派遣のユーザーを対象に実施。2192人から回答を得た。

「給料が上がらないのに、同じ企業に最長3年しかいられないのは不平等」

同一労働同一賃金について

同一労働同一賃金に「賛成」と答えた人からは、ほかにも「雇用形態が違っていても、同じ業務や責任を与えられている現場も多々あり、同等の賃金が支払われるべきだと思う」(41歳女性)などの意見が寄せられた。

「同一労働同一賃金で期待すること」を聞くと、1位は「給与アップ」で73%だった。理由には、「派遣でも、結局社員並みの仕事をさせられたり、責任を負わされたりする。給与が上がるわけでもなく、同じ企業に最長3年しかいられないのは不平等だから」(41歳女性)といった声が挙がっている。

2位は「仕事に対する評価の明確化」(55%)。これに対しては、「評価が明確になれば、どうすれば自分の評価が上がるのかがわかりやすくなり、改善がしやすくなるから」(44歳女性)などの意見が寄せられた。

3位は「賞与の支給」(54%)が続いた。「ボーナスで自分の仕事が評価されることによる意識の改善、モチベーションアップなどにつながると期待します」(25歳女性)などが挙がった。4位は「交通費の支給」(40%)、5位は「研修など学ぶ機会の充実」(31%)だった。

「仕事への責任の重さ」「仕事内容の違い」があれば賃金差に納得

一方で、「賃金の差について、仕事上のどんな差なら納得できるか」を聞くと、1位は「仕事への責任の重さ」(79%)だった。2位以降には、「仕事内容の違い」(67%)、「資格やスキルの有無」(58%)、「深夜・早朝など働く時間帯」(57%)などが続いた。

「賃金を上げていくために、今後伸ばしていきたいスキルや資格があるか」を聞くと、「ある」と答えた人が83%に上った。具体的には、「エクセル・アクセスなどデータ集計・加工スキル」(63%)、「ワード・パワーポイントなど資料作成スキル」(51%)、「語学スキル・資格」(46%)などが挙がった。