12月4日はスーパームーン、つまり今年最大の大きさの満月を見られる日である。だが、スーパームーンは世界滅亡の前触れだというショッキングな主張が飛び込んできた。英「EXPRESS」が立て続けに報じている。

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■スーパームーンとは

 スーパームーンは月が地球に最も近づいた満月のことをいう。月の軌道は楕円形を描いており、地心距離(地球の中心と月の中心の間の距離)は約35万6千~40万6千kmの間で変化している。12月4日の満月は今年最も地球に近い満月であり、最も遠い満月だった6月9日の満月と比べ、見かけの大きさは14%大、明るさも30%増しに見えるという。スーパームーンの輝く美しい夜空を楽しみにする人々は多い。

■スーパームーンは破滅の前兆?

 だが、陰謀論者たちは今回のスーパームーンが世界滅亡の前兆であると主張している。「Amen Ra Has Returned」というアカウントがYouTubeに投稿した動画によれば、今回のスーパームーンは古代エジプトで崇拝された太陽神ラーが地球に帰還した証であり、地球が滅亡する前触れだというのである。動画によるとスーパームーンは天国からの三度目のサインで、8月に南北アメリカで起きた日食と11月に米フロリダのセントピーターズバーグの浜辺に大量の巻貝が現れたことに続くラー降臨の三つ目の印なのだという。

 さらに、スーパームーンは聖書に記された赤い龍の出現を示すそうだ。赤い龍とは黙示録12:3「また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、大きな、赤い龍がいた。それに七つの頭と十の角とがあり、その頭に七つの冠をかぶっていた」という一節が示す、いわゆる黙示録の獣、世界終焉の兆しだというのである。

■大地震や津波を引き起こす?

 陰謀論者以外にも、スーパームーンが災害を引き起こすと主張する人々がいる。占星術師のリチャード・ノル氏は接近した月の重力が地球に影響し、巨大地震や津波の引き金になると警告している。また、別の研究者も巨大な地震がスーパームーンの前後に起きていると主張している。

 2004年のスマトラ島沖地震、2010年のチリ地震、そして2011年の東日本大震災にもスーパームーンが関わっていたという。トカナの過去記事ではこれらに加えて、2015年にニューギニアで起きたM7.0の地震も関わっていたことを紹介している。地球の地震活動に対する月の影響はかねてから議論されており、日本でも地震と月の関連について指摘する研究者は多い。

・ 【新】1854/12/23 → (翌日)12/24 安政南海地震(M8.4)
・ 【新】1946/12/19 → (2日後)12/21 昭和南海地震(M8.0)
・ 【エ】1948/01/26 → (前日)1/25 フィリピン、パナイ島(M8.2)
・ 【新】1960/05/23 → (前日)5/22 チリ地震(M9.5)
・ 【新】1994/10/05 → (翌日)10/5 北海道東方沖地震(M8.2)
・ 【満】1995/01/17 → (当日)1/17 阪神・淡路大震災(M7.3)
・ 【新】2003/09/26 → (当日)9/26 十勝沖地震(M8.0)
・ 【ス】2005/01/10 → (2週間前)2004/12/26 スマトラ島沖地震(M9.3)
・ 【ス】2010/02/28 → (1日前)2/27 チリ・マウレ地震(M8.8)
・ 【ス】2011/02/18 → (4日後)2/22 ニュージーランド、カンタベリー地震(M6.1)
・ 【エ】2011/03/19 → (8日前)3/11 東日本大震災(M9.0)、(7日前)3/12 長野県北部(M6.7)、(同)3/15 静岡県東部M6.4、(5日後)3/24 ミャンマー(M6.8)
・ 【エ】2014/08/11 → (8日前)8/3 中国雲南省(M6.5)、(前日)8/10 青森県東方沖(M6.1)
・ 【ス】2015/07/31 → (3日前)7/28 ニューギニア(M7.0)
(百瀬直也氏のトカナの過去記事より引用)

 果たしてスーパームーンは世界滅亡の兆しか、それとも大災害のトリガーなのか。なお、次のスーパームーンは来年1月2日である。
(編集部)


※イメージ画像は、「Thinkstock」より

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