今回も前回に引き続き、実際に私が購入したマンションとその決め手を写真とともにご紹介いたします。私は、一般社団法人「女性のための快適住まいづくり研究会」の代表としてこれまで年間30~40棟、累計約990棟のマンションの企画協力を手掛けてきたほか、セミナーを開催し約2万5千人のマンション購入を見届けてきました。マンション購入のプロである私がどんな視点で選んでいるかを知っていただくことで、みなさんがマンションを購入される際のヒントになればと思います。

今回ご紹介するのは浅草にある銀座線沿線のコンパクトマンション「Duo Veel 浅草WEST」です。46戸が1LDKのため、入居予定者は一人暮らしやDINKSがメイン。浅草の国際通りから一歩入った静かな住宅街に位置し、価格は3,000万円中盤ととてもお買い得。研究会が企画協力した物件で、私は資産運用を目的に購入しました。即決した決め手は、コンパクトマンションとしては南向きという「希少性」、2020年に全てリニューアルされる銀座線という「魅力」、間取りプラン設備仕様が研究会の理想としている企画通りになった点です。

まず、希少性という観点からご説明させていただきます。女性の一人暮らしでは案外見落としがちなポイントかもしれませんが、こちらの物件はコンパクトマンションでありながら全47戸南向きという魅力的な物件です。実は、コンパクトマンションのうち全戸南向きの物件は10%にも満たないのです。

というのも、南向きの土地代は高いので建築費の安いファミリーマンションを企画しがちであること、しかも日中に家で過ごす子どもやお年寄りが多いファミリーマンションは南向きでないと売れないという特性があるため。コンパクトマンションには、なかなか南向きで良い鶏が回ってこないので東・西向きの物件が多いという理由が挙げられます。

そして、銀座線は資産性という観点からみると大変魅力的な場所を通っています。銀座線は「渋谷」「表参道」「赤坂」「銀座」「日本橋」「上野」「浅草」という短い距離でありながら、都心の主要駅までのアクセスが便利であることに加え、2020年東京オリンピックに合わせ理想の地下鉄に向けて全面リニューアルされるのでさらに安心と安全が高まっています。

さらには沿線の不動産価格が比較的高く、土地や物件がなかなかが売りに出にくい地域でもあります。そのため、新築物件の供給が少なく中古物件の価格も下がりにくいのです。中古物件も古くてもすぐに売れています。売却を考える際にも安全で、資産性の維持が確保できると言えます。「Duo Veel 浅草WEST」は銀座線「田原町」駅徒歩5分と、とっても便利。乗り入れ路線がなく乗り降りがしやすいのも、住みやすい駅といえますね。

また、物件選びで注目すべきは立地だけではありません。「Duo Veel 浅草WEST」には暮らす人にとってうれしい機能が満載。普通の賃貸物件にはないような仕様設備や収納が充実していて、人気が高まり家賃も周りの相場より高く貸せると思って、購入しました。

中でも注目は、棚板やパイプの位置を自由にカスタマイズできるアクティブクローク。収納したいものに合わせてカスタマイズができます。一年分の洋服が掛けられるので、毎日のお洋服選びも楽しくなりそうですね。もちろん、シューズインクロークも全戸に設えられており、食器棚やリネン庫が備えられています。

リビングダイニング・キッチンと隣り合う洋室の壁はライフスタイルに合わせて間取りを一体にできるフレキシブルドアを採用しています。床にレールがないため、オープン時にも気にならず一体感があるのが特徴です。最近のコンパクトマンションではこのスライディングウォールが取り入れられており、住空間に可変性を持たせています。

ゆとりのあるキッチンは充実した収納スペースに加え、美しさと機能性を揃えた食器棚を標準装備しています。こちらも、パールクリスタルトップのグリル付き3口ガスコンロはお料理のレパートリーも広がります。

そのほか、パウダールームにはメイク用品が取り出しやすいスリムスライド収納、トイレにも鏡付きの手洗い器が設置されているのでゲストがパウダールームに入ることなく身だしなみをチェックできるなど、女性の視点に立ったマンションならではのアイディアがふんだんに活かされています。細かな部分まで住む人の目線で考え抜かれた、快適な機能が揃っています。

更にお伝えすると、マンション購入の際には図面やパンフレットではわからない、天井の高さにも注目してみてほしいと思います。目安としては2.4m以上あると開放感があります(今回の物件は2.5mです)。そのため、気になる物件があれば、是非ともモデルルームに足をはこび、体感するほか、下がり天井の位置や梁下の高さなど、必ず確認をすべきです。またお部屋の中にある柱は面積にカウントされてしまいますので、柱がお部屋の外に出ているアウトフレームの間取りをお勧めしています。

いかがでしたでしょうか? 今回は私の物件選びの目線をご紹介してみました。皆さんのマンション選びに少しでもお役にたてると嬉しく思います。わからないことがあればいつでもマンションライブラリーにお越しいただきご質問ください。

○執筆者プロフィール : 小島ひろ美

一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会 代表。1957年福岡県生まれ。関西学院大学商学部卒 ライフスタイル・コーディネーター、宅地建物取引士、相続診断士 。26歳の時にマンション購入で苦労した経験をいかし、“女性がマンション購入の夢を実現できる世の中にしたい”と1991年に研究会を設立。以降、「女性のためのかしこいマンション購入術講座」で、今までに8万人以上の女性たちに750回以上の講演を行いながら、25年間に渡り女性のマンション購入を応援し、第一線で活躍中。著書「シングル女性の(特)マンション選び」(講談社)、「元気になる!幸せマンション購入術」(アスコム)、他多数。・『女性のための快適住まいづくり研究会』 http://www.kaiteki.gr.jp/・「女性のためのかしこいマンション購入術講座 http://www.kaiteki.gr.jp/seminar/lp.php
(小島ひろ美)

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