スマートフォン市場が飽和に達しつつあると言われて久しいですが、まだまだ伸びしろはあるようです。2017年第3四半期(7〜9月)のスマートフォン売り上げ台数が発表され、市場全体では昨年同期比で約3%の伸びを記録したことが分かりました。

Appleは控えめな伸びに

調査企業Gartnerの調べによれば、2017年第3四半期でエンドユーザーに向けて販売されたスマートフォンの合計は、3億8,300万台に上ります。そのうちシェアで上位に立つ5社(Samsung、Apple、Huawei、OPPO、Xiaomi)の勢いは注目に値し、このうち4社が前年同期比で10%以上の成長を遂げたそうです。
 
それでは残る1社は?
 
残念ながら、Samsungが19.3%の伸びを記録したのを尻目に、Appleは5.7%に留まりました。理由としては、フラッグシップモデルの中でも目玉とされるiPhone Xの発売が第4四半期(10〜12月)となり、旧モデルやiPhone8/8 Plusでは売り上げを牽引できなかったからではないか、という見方が一般的です。
 
もっとも、悪いことばかりではありません。Gartnerは、Appleがインドのほか、「Appleブームが沈静化した」と考えられていた中国で健闘したことも指摘しています。この他にも、iPhone5sといった日本を含む先進国では発売終了したモデルが、一部の国では安価(240ドル:約26,880円)で販売されていたことも売り上げの後押しとなったようです。
 
Gartnerは先日「国際的なスマートフォン市場の勢いは来年勢いを取り戻すのではないか」という予測を立てていましたが、実際には彼らが予想したよりも早く回復したことになります。

SamsungやXiaomiの勢い強く

また、スマートフォンメーカー別の市場シェアは、Appleが11.6%から11.9%へと微増した一方、Samsungが19.3%から22.3%、Xiaomiが4.0%から7.0%へと大きく拡大させています。
 
シェア スマートフォン 2017年第3四半期 gartner
 
しかし、トップ5が軒並みシェアを伸ばしたということは、裏を返せばそれ以外のメーカーの大半は、スマートフォン市場で厳しい戦いを強いられているということでもあります。このまま上位の顔ぶれが変わることはないのでしょうか。それとも5年前と今の光景が様変わりしているように、5年後には新たなメーカーが上位を独占しているのでしょうか、
 
 
Source:Gartner,Statista
(kihachi)

スマートフォン市場は上位メーカー中心に復調気配へ〜17年第3四半期