人間の感情はお金に関する習慣や行動に大きな影響を与えています。金融心理学者のBrad Klontz博士の最近の研究によれば、記憶に関しても同じことが言えるようです。

米大手地方銀行のキャピタル・ワンに最近依頼されて、Klontz氏とクレイトン大学の研究チームは「幸福な記憶や思い出の品と経済行動の関連性」を検証しました。その実験では、被験者を「対照群」と「実験群」の2つに分けて、「実験群」の被験者には「懐かしい品物やその写真」を持参してもらいました。そして、「対照群」には倹約の大切さとその方法に関するプレゼンテーションを見せました。Klontz博士は、実験群にどのような結果が出たか次のように説明しています。

実験群は、懐かしい品にまつわるポジティブな記憶や感情が湧くように設計された感情移入型の演習に特化したプレゼンテーションを見せられました。こうしたポジティブな感情が起こってくると、そのプレゼンテーションは今度は、この感情や思い出の品の価値に意識を切り替えて、将来の倹約目標との関連性に目を向けるようにさせました。

言い換えれば、この実験で、実験群には倹約に関するポジティブな感情が起こったのに対して、対照群は標準的な金融系アドバイスを受けただけに終わりました。その後数週間、研究チームが両群の倹約習慣を調べたところ、結果は次の通りでした。

対照群は貯金が22%増えましたが、実験群はその3倍にあたる67%も増えました。

これにより、個人の経済活動は理論的な計算よりも感情に左右されることがわかりました。マネー講座に1日中出席して金融の基本を学んだところで、結局は感情的なものにはかなわないです。Klontz博士は「お金に関する社会の動向を変えたければ、感情を左右するに着目する必要がある」と結論づけています。

この研究結果を基に、博士はより良いお金の使い方の習慣を身につけるためのエクササイズをいくつか提案しています。

ポジティブな思い入れがあるので大切に保存している物のことを考えてみましょう。それを手に取ってみてください。この品を好きになった状況とその意味を考えてみましょう。

おじいちゃんやおばあちゃんや親からもらったもので、愛情深く自分を支えてくれる家族の大切さと結びついている物でしょうか。家族に守られて安心していた子ども時代の物でしょうか。海外で冒険や素晴らしい体験の記念に買ったもので、それがあると、将来もっと同じような体験をしてみたいと思わせる品でしょうか。

そこから、その思い出の品の価値とそれにまつわる感情を掘り起こしてみましょう。Klontz博士が指摘するように、どんな答えが出てきたかによって、自分にとって何が一番大切かがはっきりします。そうなったら、その大切なことを実現するために、貯金目標を達成しようと考えてください。博士は、貯金口座に名前をつけることで貯金目標を見える化することもすすめています。

さらに詳しくは、Klontz博士の論文をお読みください。

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Source: Psychology Today(1, 2

Kristin Wong - Lifehacker Two Cents[原文