伝説的ロックバンド、クイーンのフレディ・マーキュリーを描く伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ(原題) / Bohemian Rhapsody』の製作が一時中断されていることが明らかになった。メガホンを取っているブライアン・シンガー監督が撮影現場に現れないことがその理由だとDeadlineが報じている。

撮影現場に現れなくなったというブライアン・シンガー監督

 『X-MEN』シリーズなどのシンガー監督がメガホンを取り、テレビドラマ「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」のラミ・マレックがフレディ・マーキュリーを演じる本作。同サイトによると、シンガー監督はロンドンで行われている本作の撮影を無断欠勤しており、撮影が中断されているという。本作を手掛ける米20世紀フォックスはこの件について、「ブライアン・シンガーの不在という予期せぬ状況により、一時的に『ボヘミアン・ラプソディ(原題)』の撮影を中断しています」と声明を発表した。一方、シンガー監督の代理人は「これはブライアンと彼の家族に関する個人的な健康問題によるものです。ブライアンは休暇の後すぐにでもこの映画に再び取り掛かることを望んでいます」としている。

 内部関係者によると、スタジオは2018年12月25日の全米公開を予定しており、本来のスケジュール通りに撮影を進めたいと願っているとのこと。しかしスタジオ側は、シンガー監督が休み始める前までにどれくらいの撮影を終えているのか、彼と仕事を続けていくのかについては、コメントしない姿勢を見せているという。

 この企画は長きにわたって紆余曲折を経ており、製作が米ソニー・ピクチャーズから20世紀フォックスに移ったり、主演には『ブルーノ』などのサシャ・バロン・コーエンや、『007』シリーズのベン・ウィショーが一度は決まったものの降板するなどしていた。撮影が始まってからは、シンガー監督がフレディ役のラミの姿をSNSで公開するなどしており、順調に進んでいたかのように見えたが、ここにきて雲行きがあやしくなってきたようだ。どうなってしまうのか、続報が待たれる。(編集部・石神恵美子)

画像はフレディ・マーキュリー - Steve Jennings / WireImage / Getty Images