本大会まで残り7カ月の段階で監督が退任、後任探しが急務

 

 オーストラリア代表はロシア・ワールドカップ(W杯)に4大会連続で出場する。長年にわたってチームを率いたアンジェ・ポステコグルー監督が11月末で退任し、新たな指揮官探しが急務となっているが、そこにかつてのドイツ代表のスターで、アメリカ代表の前監督であるユルゲン・クリンスマン氏が就任に興味を示していると、メジャーリーグサッカー(MLS)公式サイトが報じている。

 

 オーストラリアは、ポステコグルー前監督の下で今までとは一線を画すパスサッカーに挑戦した。しかし、W杯アジア最終予選グループBで日本、サウジアラビアに次ぐ3位に終わったことで、メディアからの批判が噴出。最終的には大陸間プレーオフで出場権を獲得したものの、本番を7カ月後に控えたタイミングで指揮官がチームを去る状況となった。

 

 早急に後任を探す必要性に迫られたオーストラリアに、ビッグネームが浮上した。西ドイツ代表(当時)の一員として1990年イタリアW杯優勝を経験したクリンスマン氏は、現役引退後は指導者の道に進み、ドイツ代表監督として母国開催の06年W杯でベスト4に導くと、2011年8月から2016年11月という長期間にわたってアメリカ代表監督を務めた。英語圏での実績がある同氏はオーストラリア代表での職務について学ぶため、近しい関係者と電話で会談を持ったと伝えられている。

 

 

倍近い年俸の差を埋められるか

 

 オーストラリアサッカー連盟(FFA)もすでに調査を始めているが、懸念材料は年俸となりそうだ。同連盟は前監督に対して年俸150万ドル(約1億6500万円)を払っていたが、クリンスマン氏がアメリカ代表監督を務めていた際の年俸は330万ドル(約3億6300万円)と大きな開きがある。

 

 オーストラリアは1日に行われたW杯組み合わせ抽選会でフランス、ペルー、デンマークと同組に入った。2006年のドイツ大会以来となる決勝トーナメント進出を果たすために、大物招聘に成功するだろうか。

 

【了】

 

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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