鹿島のベテランDF山本、新顔らしく「アピールしていきたい」と意気込む

 

 左サイドを黙々と上下動するベテランに大きなチャンスが到来した。鹿島アントラーズのDF山本脩斗は、E-1選手権に臨む日本代表に32歳にして初選出。「年的には上ですけど初めてなので、アピールしていきたい」と意気込み、自身の“持ち味”を出すと誓った。

 

 今回招集されたメンバーの中で、ガンバ大阪MF今野泰幸(34歳)に次ぐ年配者となった山本。「いろんな経験をして、経験値という部分は若い時よりも上がっていると思う」とベテラン然とした雰囲気を醸し出しつつも、「年的には上ですけど、初めてなのでアピールしていきたい」と新顔らしく積極的に自身を売り込む構えだ。

 

 右利きながら鹿島で左サイドバックを務める男は、豊富な運動量とタイミングの良い上がりで攻撃を援護しつつ、180センチの身長でヘディングもセールスポイントとしている。2014年にジュビロ磐田から鹿島へ移籍し、今季も含めてフル稼働。15年にナビスコカップ(現ルヴァンカップ)、16年にJ1リーグと天皇杯を制するなどタイトル獲得に貢献してきた。

 

 今季のリーグ戦でもDF昌子源(34試合)、MF土居聖真(33試合)に次ぎ、32試合に出場して2ゴールをマーク。不動のサイドバックとして確固たる地位を築くが、代表招集はまさに寝耳に水だった。「(代表招集は)イメージはしていなかった」と告白している。

 

 

W杯出場へ虎視眈々「試されている」

 

 もっとも、「アントラーズでプレーするなかで、常にチームのために、勝つために何をしなきゃいけないかを考えながらやっていた」という結果が、初の代表招集につながった形だ。

 

 代表の左サイドバックには長友佑都(インテル)をはじめ、酒井高徳、車屋紳太郎らが控える。32歳の新参者は「立場的にも試されていると思う」と自身の置かれた状況をよく理解しているが、「選ばれたことによってチャンスはある」と虎視眈々とワールドカップ行きを狙う。

 

 2008年から2013年まで在籍したジュビロ磐田時代、将来の夢に「ワールドカップ」を掲げていた男は、このチャンスをモノにできるだろうか。

 

【了】

 

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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