【藤ヶ谷太輔/モデルプレス=12月5日】Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、映画監督としても脚光を浴びる演劇界の異才・三浦大輔氏が手掛ける舞台『そして僕は途方に暮れる』で主演を務めることがわかった。

キスマイ史上初の試み 藤ヶ谷太輔「僕たちで玉森を救いました」<赤い果実>


2015年4月にブラジルの作家ネルソン・ロドリゲスの代表作「禁断の裸体」(出演:内野聖陽、寺島しのぶ他)を演出し、シアターコクーンへ初登場をした三浦。1996年に自身の劇団「ポツドール」を旗揚げし、その鋭い感性とリアルを追求した演出で現代の若者の生態をあぶり出し、人間の本質を描き、賛否渦巻く衝撃作を立て続けに発表。

2005年上演した「愛の渦」(2009年再演、2014年映画化)では、2006年に岸田國士戯曲賞を受賞するなど劇作家としても高い評価を得ている。近年は映画監督としての活躍も目覚ましい三浦の、2014年以来となる待望の新作上演が決定した。

◆藤ヶ谷太輔がシアターコクーンに初登場

主演を務めるのは、今作でシアターコクーンに初登場となる藤ヶ谷。これまでミュージカルや青春群像劇、2016年の「TAKE FIVE 2」では初の1人2役を演じるなど、様々な舞台を経験してきた藤ヶ谷が、今作で三浦と初タッグを組み「人に怒られたくない」という他愛もない理由から、家族と友人を裏切り続け、“怠慢”“絶望”“孤独”に向き合う、という難役に挑む。

藤ヶ谷は「自分の中で挑戦し続けたいお仕事の1つが『舞台』なので、今回出演のお話を聞いた時は何より嬉しかったです」と喜びをあらわにし、「今作品では、普通の価値観の人が人間関係から逃げ続け後戻りできず孤独になり、絶望の果てでどのようになるか、今まで演じてきたキャラクターとは一味違うとても難しい役になるのではと思います。三浦さんにすべてを委ね、鍛えて頂きたいです。稽古はこれからになりますが、すごくリアルを追求した誰もが感情移入できる作品になると思います」と新境地となる今作に意気込みを語った。

◆前田敦子ら出演キャスト発表

共演は、映画・ドラマ・舞台と数多くの作品に出演し実力派女優として着実にキャリアを積んでいる前田敦子、コメディからシリアスまでジャンルを問わず様々な作品で硬軟演じ分ける中尾明慶、舞台・映画・ドラマと多方面で活躍する江口のりこ、近年大河ドラマや映画などで注目を集めている若手実力派・三村和敬、さらに三浦の作品世界には欠かせない存在である米村亮太朗、独特の存在感で幅広い役を自在に演じる筒井真理子、お笑い芸人としての活動に留まらず、俳優や近年は映画監督としても異彩を放つ板尾創路といった実力派が集い、三浦が創り出す独特な劇世界を彩る。

舞台『そして僕は途方に暮れる』は2018年3月6日(火)~4月1日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、2018年4月9日(月)~15日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。(modelpress編集部)

■舞台「そして僕は途方に暮れる」あらすじ

菅原裕一(藤ヶ谷太輔)はフリーターで自堕落な生活を送っている。とあるきっかけで、恋人・鈴木里美(前田敦子)、親友・今井伸二(中尾明慶)、バイト先の先輩・田村修(米村亮太朗)、学生時代の後輩(三村和敬)、姉・香(江口のりこ)、更には母・智子(筒井真理子)を芋づる式に裏切り、あらゆる人間関係から逃げ続けることになり、後戻りできなくなる。

しかし、最後に偶然にも、家族から逃げていった父・浩二(板尾創路)に出合い、裕一の中の 何かが変わる。特段、裕一が人の道から外れた『悪い人間』というわけではない。何かの歯車が狂い、このような事態に陥るが、 誰でも一つ、ボタンを掛け違えたら、彼のようになりえるのではないかと思えるくらい、ただただ、そこら辺にいそうな普通の価値観の人間なのである。裕一はなぜ逃げ続けたのか、最後にどのような決断をするのか…

■藤ヶ谷太輔コメント

自分の中で挑戦し続けたいお仕事の1つが「舞台」なので、今回出演のお話を聞いた時は何より嬉しかったです。三浦さんの作品を拝見しまして、セクシャルな部分、そして人間の本質をとてもリアルに描く方、というイメージがあります。今作品では、普通の価値観の人が人間関係から逃げ続け後戻りできず孤独になり、絶望の果てでどのようになるか、今まで演じてきたキャラクターとは一味違うとても難しい役になるのではと思います。三浦さんにすべてを委ね、鍛えて頂きたいです。稽古はこれからになりますが、すごくリアルを追求した誰もが感情移入できる作品になると思います。是非劇場で体感しにいらして下さい。

■前田敦子コメント

三浦さんとは以前お会いした時に「いつかやりたい」と言ってくださっていて、その言葉を信じていたので、今回すごく嬉しいです。三浦さんの作品は舞台なのに、映像と舞台の狭間のような不思議な感覚を持たせてくれる。今回の作品は日常的な出来事を描いていて、どこまでが自然でどこまでが舞台なのかをどういう演出で 用意してくださるのかとても楽しみです。一見キラキラしたメンバーが、この作品世界の中にどう存在するのか、私たちにとっても挑戦だと思います。どこか当たり前にあって、誰にでもあるような心の奥の闇に私たちも入り込めるのか、楽しみにしていて欲しいと思います。

■中尾明慶コメント

この作品にお声掛けいただいたのは意外でした。三浦さんの作品は日常的な雰囲気で、芝居のようでいて 芝居でない空気感を持っている作品が多いと思うんです。これまで自分が出演してきたものとは違うので不安もありますが、稽古を経てどうなっていくのか、とにかく楽しみです。藤ヶ谷君とは2度目の共演で、前回も幼馴染と設定は似ていますが、作品の雰囲気が全く違うのと、前回からも時間が経っているので、三浦さんの演出でお互いどうなるのかも楽しみです。

■板尾創路コメント

三浦さんは演出の表現もあきらめない方、と聞いているので、どういう風に料理されるのか、楽しみでもあり、不安でもあります(笑)。僕自身も映画を撮っていますが、演出してもらう時は基本的にはゆだねたいので、初めてご一緒しますし、期待と不安と、その先にいるお客さんがどのくらい喜んでいただけるのか、ワクワク感がすごくあります。藤ヶ谷さんのお父さんの役ですが、自分自身もそんなにいい父親でもないし、自分の親もそうだし、若者とおじさんの息遣いの違う感じも見せられたらと思っています。

■三浦大輔コメント

ささいなことの積み重ねで人間関係を断ち切っていった果てに、自分が一人ぼっちになった瞬間というものをリアリティをもって描きたかった。どうしようもない逃亡劇です。逃げるということは、自分の作品の一つのテーマ。何かから逃げる瞬間は人はだれでも持っている。それが積み重なった果てに、自分は人とのつながりの中で生きているということを実感できる、という話にできたらと思っています。お客さんにも主人公の「どうしようもなさ」も含めて共感してもらえたら嬉しいです。

藤ヶ谷さんは、佇まいから役と重なりあう部分を感じました。普段は華やかな世界の中にいるけれど、いろいろなことに達観していて、普通の青年でもあり、ただの優等生でない雰囲気も持っている。彼の新しいイメージを作り出せたらと思っています。前田さんはいつももっと普通の彼女を見たいと思っていて、前田さんの素の部分が見えればいいなと思い、等身大の女性を描きました。中尾さんは良いヤツで明るくて好青年というイメージが強いので、“実は…”“だけど…”という面をこの作品で見せれればと思っています。板尾さんはどんなに突飛なことを言っても説得力がある方。板尾さんによって役もさらに膨らみましたし、この役をお任せできる方だと強く 思っています。

【Not Sponsored 記事】
(左から)中尾明慶、前田敦子、板尾創路(提供写真)