女優・高畑充希がテレビ東京のドラマ初主演で新たなグルメドラマに挑むドラマスペシャル『忘却のサチコ』が、来年1月2日(後11:15~)に同局系で放送される。新年から視聴者の胃袋を刺激する“グルメな時間”を届ける。ドラマ化を祝し、原作者の阿部潤氏から描き下ろしカラーイラストとコメントも寄せられた。

【イラスト】原作者・阿部潤氏の描き下ろし

 同ドラマは、阿部氏が『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載中の同名漫画が原作。主人公の佐々木幸子(ささき・さちこ)は、生真面目アラサ―文芸誌編集者。常に冷静で完璧な仕事ぶりから“鉄の女”と一目置かれ、このたび結婚も決まって、仕事も私生活も完璧…になるはずだった。なんと、結婚式当日に新郎・俊吾が逃亡!? 幸子は逃げた新郎の事を「忘れるため」においしいモノを探し求めて奔走、全力でおいしいモノと向き合って、時に暴走(?)する。

 木下真梨子プロデューサー(テレビ東京)は「『おいしくご飯を食べる』『誰もが応援したくなる一途さ』がある女優さんに演じてほしい」と高畑にオファー。「趣味はグルメ漫画を集めること」で、原作の大ファンでもあった高畑も「ご縁を感じて大変うれしかった」と快諾した。

 高畑は「私自身のサチコさん愛が強い分、演じる時には自分の中で理想が高くなってしまって、普段とはまた違ったプレッシャーにドキドキヒヤヒヤしました」と話していたが、木下Pは「豪快でアッパレな食べっぷりは、お正月のご馳走でお腹いっぱいであろう視聴者の皆さんの胃をも刺激するであろう必見のシーンです。間違いなく、『こんな高畑充希は見たことない!』です」と手応えは十分だ。

 主人公のサチコについて高畑は「表情が能面みたいに変わらず、感情が読み取りにくい上に、明らかに『それはどういうことだろう…?』と周りの人がポカンとなるようなことを、ただひたすら一生懸命にやっているシュールな面白さがあるキャラクターです。基本的にはロボット感、増し増しな人ですが、ふとあふれ出てしまう弱さや垣間見えるかわいらしさが私は大好きです」と、説明。

 「わかりやすく共感できるヒロインではないと思いますが、サチコさんに対して『次は何をやるのかな?すごく平気な顔をしているけれど、大丈夫かな?』とペットを見守るような感覚で、愛情をもって観察していただけるとうれしいなと思います」と視聴者にメッセージを送っていた。

 高畑とタッグを組む監督は、星野源や乃木坂46など、数多くの人気アーティストのミュージックビデオを手掛け、ドラマ24『下北沢ダイハード』(同局)で演出も務めた山岸聖太氏。高畑と同じく、原作のファンだった山岸監督は「サチコは、なぜ笑わないのにかわいいのか?」「なぜちょっとズレてるのに、みんなに愛されるのか?」といった主人公の魅力を隅々まで研究してドラマ版を作り上げる。脚本を担当するのはドラマ『1リットルの涙』(フジテレビ)や大河ドラマ『花燃ゆ』(NHK)の大島里美氏。

 夜中に“ジワる”“シュール”な笑いと、切ない恋心、サチコの豪快な食べっぷり…そして、劇中に登場する“美食”の数々。高畑は「食べている時のナレーションのテンポとテンションの高さが好きですね。台本のせりふの文体自体がフィーバーしています(笑)。映像と合体したら『激しい』食事シーンになって面白いのではと思います」とオンエアに期待を寄せている。

■原作者・阿部潤氏のコメント
テレビで、サチコが動いて 食べて 忘却する!!?
しかも、演じるのが高畑充希さん!!!
もうこんなに嬉しいことはありません!!
一度撮影現場にお邪魔させていただいたのですが、 そこにいらっしゃったのは高畑さん…
いや…サチコそのもので、「漫画の中のサチコが…現実に…目の前にいる!!」と、人生で味わったことのない衝撃を受けました。プロの役者さんってすごい…!!
新年1月2日、お腹を空かして楽しみにお待ちしています!!
高畑充希がテレビ東京ドラマ初主演。ドラマスペシャル『忘却のサチコ』(2018年1月2日放送)に結婚式当日、新郎に逃げられる“鉄の女”を熱演(C)阿部 潤・小学館/「ドラマスペシャル 忘却のサチコ」製作委員会