チェルシーに所属するスペイン代表FWアルバロ・モラタが、スペインのテレビ局『TVE』でのインタビューで、古巣レアル・マドリードについて自身の見解を示した。

 昨年夏の移籍市場で、ユヴェントスから3シーズンぶりにレアル・マドリードへ復帰したモラタ。しかし、わずか1年で同クラブを退団し、今夏の移籍市場でチェルシーへと新天地を求めた。移籍を決断した理由についてモラタは、単純に出場機会を欲していたと説明する。

「昨シーズンはそれほどプレーさせてもらえなかった。でも今は、良い練習を積めば試合に出られるという“本物の”チャンスを常に実感できているんだ。お金や住む街を求めていたのなら、その全てが揃っていたマイホームのようなクラブに残っていたよ」

 レアル・マドリードは今シーズン、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが2ゴール、フランス人FWカリム・ベンゼマが1ゴールと、リーガ・エスパニョーラで得点欠乏症に陥っている。一方、チェルシーに移籍したモラタは、プレミアリーグで9ゴールと得点力を発揮。レアル・マドリードのサポーターが放出を嘆いている状況だが、モラタ自身は素直な感想を語っている。

「実際のところはよく分からないけど、“君がいないのが痛い”と言われることは光栄だ。でも、彼らがそう言わずに済むことを願っているよ。それは物事がうまく進んでいる証拠だからね」

 一方、スペイン代表の一員として出場することが確実視されている2018 FIFAワールドカップ ロシアについては「フレン・ロペテギ監督が呼んでくれることを願うばかりだよ」と冗談を述べたモラタ。グループステージ初戦で激突するポルトガル代表については、やはりエースのC・ロナウドに注目しているようだ。

「クリスティアーノには、レアル・マドリードでたくさんのゴールを決めて欲しい。そして、ワールドカップには疲れた状態で来てくれることを願っているよ」

 レアル・マドリードは現在、得点力不足を解消するため、前線の補強を検討していると報じられている。しかし、昨シーズンのモラタはスーパーサブながら出場時間あたりの得点数がチームトップだった。彼ほどのストライカーは、そう簡単には手に入れられないだろう。

文=北村敦

新天地チェルシーで得点を量産しているモラタ [写真]=Action Plus via Getty Images