水彩絵の具を駆使し、やわらかで清澄な独特の色調で子供を描く、日本を代表する絵本画家・いわさきちひろ。彼女の作品を展示する美術館が、両親の出身地である信州・安曇野は北安曇郡松川村にある、「安曇野ちひろ美術館」だ。その周囲には、広大な「安曇野ちひろ公園」が広がり、四季の風景を楽しみながら、ゆっくりと1日を過ごすことができる。また、「安曇野ちひろ公園」内にある「トットちゃん広場」は、いわさきちひろの絵で愛されている『窓ぎわのトットちゃん(著者:黒柳徹子)』に登場する電車の教室を再現した広場。トモエ学園の世界が再現された「電車の教室」は必見だ。

【写真を見る】「子どもの展示室(トットちゃんの部屋)」にあるのぞき穴。何が見えるかな?

■ 美術館で絵本の世界を体感

「安曇野ちひろ美術館」は、いわさきちひろの作品や彼女の人生に出会う場所であるとともに、世界の絵本画家の作品にも出会える美術館。「絵本の部屋」ではコレクション作家を中心に、国内外の絵本3000冊が揃っており、好きな場所でくつろぎながら、絵本の世界に浸ることができる。また、『窓ぎわのトットちゃん』の物語に出てくる「電車の教室」の一部を再現した「子どもの展示室(トットちゃんの部屋)」では、子どもたちが楽しめるワークショップの開催や、気軽に取り組めるお絵描きなどワークシートの配布も行っている。

■ 「トットちゃん電車」で物語の中へ

2016年、安曇野ちひろ公園の北側エリアに新たにつくられた「食」「農」「いのち」を体験的に学べる公園の一角に、「トットちゃん広場」はある。『窓ぎわのトットちゃん』の舞台・トモエ学園の世界を再現する「電車の教室」がつくられ、1両は電車の教室を再現するスペース、もう1両にはトットちゃんの物語など、書籍を閲覧できる図書スペースとして整備されている。トットちゃんの物語と、ちひろの作品に思いをはせながら楽しく散策しよう。

北アルプスの山々を望む「安曇野ちひろ美術館」と「安曇野ちひろ公園」で、子どもから大人まで、日常を忘れてゆっくりと過ごしてみてはいかがだろうか。【東京ウォーカー編集部】(東京ウォーカー・東京ウォーカー編集部)

毎月第2・4土曜日には、季節や展示に合わせた絵本の読み聞かせや素話などを、親子で楽しめる「おはなしの会」を開催