ゲームアプリで知り合った女子高生を自宅に連れて行った男性が誘拐の容疑で逮捕される事件が発生。ネット上では「これだけで誘拐?」と話題になっている。

群馬県警大泉署は11月28日、埼玉県川口市の28歳の男性会社員を未成年者誘拐の疑いで逮捕した。FNNニュースによると容疑者は、ゲームアプリで知り合った群馬県に住む高校2年生の女子生徒に対し「どこに住んでるの」「俺も会いたいよ」などとメッセージを送り、群馬県大泉町の公園付近に誘い出し、自分の車に乗せて、自宅アパートに連れて行ったという。女子高生の父親が通報したことで事件が発覚。女子高生に怪我などはなく、2人が会ったのはこれが初めてだった。

事件の細部にわたって報じられているわけではないので、詳細は分からないが、ネットで知り合った女子高生を自宅に連れて行ったことで逮捕された今回の事件。Twitterでは、

“ゲームで知り合って待ち合わせして車乗せて自宅に連れてったら誘拐になるのか…まじか”
“まて、どういうことだ? ”連れ去った”とか”拉致した”とか”暴行した”ではなく「ゲームで知り合ったJKを自宅に連れて行った」で誘拐になるのか(´・ω・`)”
“なんでこれが誘拐になるのか、 まずそこから教えてくれ”

と、報道で知る限りでは、いわゆる“誘拐”とは違うのではないかと考えるネットユーザーが多い。

弁護士ドットコムによれば、法的に「略取・誘拐」とは、不法に人を生活環境から離脱させ、自己(犯人)もしくは第三者の実力的支配下に置くこととされている。このうち暴力や脅迫によって連れ去ることが「略取」で、だましたり誘惑したりして連れ去ることが「誘拐」となる。今回の事件は、女子高生に怪我などを負わせることなく連れ去っているということで、「誘拐」となるのだ。

また、同サイトに寄せられている同様の質問に対する回答をみてみると、未成年者と行動をともにする場合、本人が同意していても、保護者が同意していなければ、保護者の監護権を侵害していると解釈することが可能。今回の事件も女子高生の父親が通報しているため、誘拐罪として逮捕に至ったといえる。

今後、この事件が起訴されるかどうかは分からないが、いずれにしろ保護者の同意なしに未成年者をどこかへ連れて行くことは、犯罪になる可能性があるということだろう。Twitterでは、

“未成年者自宅に連れ込むのは誘拐になるから下心がないならなおさらしたらあかんということでええのちゃうかな…”
“女同士(同性同士)のオタクの間とかでも良くある問題 先方の親御さんの解釈次第で誘拐にも何でもなる。 認定されたらアウト。 だから未成年とは関わらないポリシーの女オタクもいる。”

といったように、不用意に未成年者と交流を持つこと自体がリスクになるという意見も多い。

SNSやスマホアプリを介して事件に巻き込まれる未成年者が増えているのは事実。その結果、警察の取り締まりも厳しくなっているわけだが、だからこそ大人としては誤解されるような行動をつつしむべきだといえる。相手が未成年者であるとわかっているなら、保護者の許可なく会わないことが得策だといえそうだ。
(小浦大生)

■関連リンク
・座間事件契機に注意呼びかける中…SNS悪用し女子高生誘拐、容疑の28歳男を逮捕 群馬県警(1/2ページ) – 産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/171128/afr1711280076-n1.html
・略取・誘拐罪‐弁護士ドットコム
https://www.bengo4.com/c_1009/d_3785/

ネットで知り合った未成年者と会うと逮捕される危険性が高まる?