米20世紀フォックスが、イギリスの伝説的なロックバンド「クイーン」を題材にした伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ(原題)」の撮影の一時中断を発表した。

同作は、「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー監督がメガホンをとる注目作。ボーカルのフレディ・マーキュリー役に人気ドラマ「Mr. Robot」のラミ・マレック、リードギターのブライアン・メイ役にグウィリム・リー(「ホロウ・クラウン 嘆きの王冠」)、ベースのジョン・ディーコン役にジョゼフ・マッゼロ(「ソーシャル・ネットワーク」)、ドラムスのロジャー・テイラー役にベン・ハーディ(「X-MEN:アポカリプス」)を迎え、英国内で順調に撮影が行われていた。

撮影中断の理由について、製作・配給を手がけるフォックスから詳細は明かされていないが、シンガー監督の代理人は「ブライアンと彼の家族に健康上の問題が生じたため、一時的に現場を離れざるを得なくなったものの、ホリデーシーズン明けには復帰する予定」とコメントしている。だが、米ハリウッド・レポーターが関係者から入手した話によれば、それまでにも遅刻などを繰り返していたシンガー監督が、感謝祭の休暇後も現場に現れなかったことで、製作側は監督交代を検討するなど、懸念を募らせていたという。

過去にも、「X-MEN:アポカリプス」と「スーパーマン リターンズ」の撮影途中で理由も告げずに突然失踪し、"リスクの高い監督"という悪評が定着しつつあるだけに、シンガー監督の進退も含めた今後の展開が気になるところだ。「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」のジャスティン・ヘイスが脚本を執筆、ドキュメンタリー映画「フレディ・マーキュリー 人生と歌を愛した男」を手がけたジム・ビーチが、シンガー監督、グラハム・キングとともにプロデューサーを務める本作は、2018年12月25日全米公開予定。

リスクの高いという悪評が定着した ブライアン・シンガー監督