これまで幾度となく噂されてきたアップルによるARヘッドセットの投入の噂。そんな中、米メディアのブルームバーグの報道によれば、アップル製品の組み立てメーカーの台湾クアンタがARメガネのディスプレイ製造について合意に達したと報じられています。

今回の報道では、クアンタはイスラエル企業のLumusとライセンシングの契約で合意したそうです。このLumusはAR関連の部品メーカーで、今後は視野に情報を重ねて表示するARメガネのディスプレイをデザインします。そして、クアンタは、ARメガネのレンズを製造することになります。

さらにクアンタは契約のオプションとして、名前は明かされなかったもののテクノロジー業界をリードする企業にも部品を納入できるそうです。さらに台湾メディアのEconomic Daily Newsは、クアンタがアップルのARヘッドセットを製造するだろうと報じたことがあり、今回のARメガネ報道もそれを期待させるような内容となっています。

なお以前のブルームバーグの報道によると、アップルは2020年の製品投入を目指してARヘッドセットを開発しているそうです。こちらは独自のチップセットを搭載し、さらに専用のオペレーティング・システム「rOS」を採用。また同社のARプラットフォーム「ARKit」も2018年に強化され、トラッキング機能が進化したりコンテンツの変換が容易になるそうです。

アップルCEOのティム・クック氏はAR市場に強い関心を寄せていると以前から語っており、さらに同社はこれまでにもいくつものAR関連の特許を取得し、最近ではARヘッドセットのスタートアップを買収しています。クック氏は「AR製品を現実のものにするには、まだ技術が不十分だ」と発言していますが、製品登場のXデーは着実に近づいている気配が強まってきました。

(参照)
Apple Manufacturer Quanta Reaches Deal to Build AR Displays
https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-12-04/apple-manufacturer-quanta-reaches-deal-to-build-ar-displays
9to5Mac / Report: Apple’s AR glasses product may rely on iPhone for main display, use 3D cameras(英語)
https://9to5mac.com/2017/08/04/apple-glasses-report-3d-camera-iphone-screen/