韓国でブルーをイメージする人がいれば、きっとそれは大韓航空の影響だろう。また大韓航空は、ボーイング747-400を現在も日本路線に導入している数少ない航空会社のひとつでもある。日本国内に14空港に路線を展開しており、韓国旅行をより気軽なものにしてくれる。もちろん、機内食からも韓国旅行気分が味わえる。

○韓国ビールも複数用意

今回利用したのは成田=仁川線のエコノミークラス。飛行時間は2時間20~40分程度なので、機内食を食べ終わったらほどなく降下開始となり、フライト中になんとか1本、映画が観られるかどうかというもの。改めて韓国は気軽な旅行先であることを実感した。

韓国旅行に備えて機内で寝るのももちろんいいのだが、日本語対応のコンテンツも豊富にあるので、映画を観たい人はすぐに観始めることをオススメしたい。また、免税品販売も充実しており、帰国便で商品を受け取るプレオーダーシステムも展開している。

KE706便(9:10成田発/11:50仁川着)は、ボーイング777-200でのフライト。同路線は短距離線のため、機内食は1種類のみとなる。出発24時間前までに予約ができる特別機内食もあるので、食事制限がある人は特別機内食を利用しよう。

通常、搭乗後の小休止に提供されるスナック&ドリンクは、機内食の提供と同じタイミングだった。エコノミークラスでもワインやビール等のアルコールも充実している。ビールだけでもいろいろと取りそろえており、「韓国のビールをください」と言っても、「どちらがいいですか?」とさらにまた選べた。

メインはチキンの玉子あんかけで、オクラとニンジンとタケノコが添えられていた。具材は大きめにカットされており、飾り切りされたニンジンがなんだか愛らしい。チキンは醤油ベースのやや甘め。ご飯と玉子あんかけの組み合わせは、ちょっとしたおかゆ感覚で楽しめ、朝食にぴったりだろう。

メインとともに、パンと、リンゴ&キウイフルーツのフルーツが並んでいた。食後にはコーヒー&紅茶をいただく。朝一で軽く食べた後にフライトとなる人が多いことを考えると、ちょうどいい量のように思われた。
○実はオススメは豆腐かも

帰路のKE703便(10:10仁川発/12:30成田着)は、747-400が運んでくれる。日本路線を見てみると、2016年には9月にKLMオランダ航空と10月にキャセイパシフィック航空が機種変更し、2017年も6月にユナイテッド航空が日本路線への747-400投入を終了している。大韓航空のジャンボが、これからも日本で見られることを期待したい。

韓国ならではのメニューは、エコノミークラスでも登場する。今回のメインは牛肉の煮込みで、その横に切り干し大根のキムチと豆腐、パン、パイナップルが添えられていた。なおエコノミークラスの中長距離路線では、メインでビビンバを選ぶこともできるという。

大韓航空に乗ったならば、ぜひ「炒めコチュジャン」をお願いしよう。これは希望者にだけ提供されるもので、聞くところによると、「いろいろなコチュジャンを試してみたけど、この大韓航空のコチュジャンが一番おいしい」と語る著名な料理人もいるんだとか。辛すぎず、しっかりとしたコクがあり、料理にちょっと加えるだけで深みも増す。ぜひこれは忘れずにCAにお願いしよう。

柔らかい牛肉でご飯が進むのはもちろんだが、実はこの豆腐が期待以上だった。豆腐そのものは日本人にも馴染み深い、しっとりとした絹ごし豆腐。「リアルオリエンタル」と記されたソースでなかなか味がイメージできなかったのだが、中身は酸味と甘味が生きた中華ドレッシングだった。トロッとしたタレが豆腐によく合い、このタレがあれば豆腐を永遠に食べられそうな気になった。

上位クラスでは伝統的な韓国式定食も提供されている。また、エコノミークラスでも中長距離路線ではメインメニューが選択できる。メニューは3カ月で更新されるので、次回のフライトではどんな韓国らしさがあるのか楽しみにしておきたい。

※記事中の機内食は、2017年11月の成田=仁川線で提供されたもの
(松永早弥香)

画像提供:マイナビニュース