師走に入り、いよいよ1年を締めくくる時期となってきた。そこでORICON NEWSでは、今年のエンタメシーンの総決算として、お茶の間に新しい笑いを届けてくれた芸人を称える『2017年ブレイク芸人ランキング』を発表。見事1位に選ばれたのは、「35憶!」の決め台詞でエンタメシーンを席捲した、女性お笑い芸人【ブルゾンちえみ】だった。

【ランキング表】2017 ブレイク芸人 TOP10 ※ユーザーの声も掲載

■「35億!」は新語・流行語大賞でトップ10にも選出 CM、女優業と多方面で大活躍

 1位を戴冠したのは、“キャリアウーマン”ネタで一躍スターダムにのし上がった芸歴2年目の【ブルゾンちえみ】。老若男女から注目され、10代~50代各年代全てで1位を記録。OLやデザイナー、外科医などの“デキる女”になりきり、上から目線でアドバイスするネタが大流行。決め台詞の「35億」は新語・流行語大賞でトップ10に選出されたことからも今年の躍進ぶりがうかがえる。

 注目されるきっかけとなったのは、今年1月1日放送の『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の正月特番「ぐるナイおもしろ荘2017」。若手芸人の登竜門である同企画で見事優勝し、一気に知名度を上げた。4月期のドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)では、女優・桐谷美玲、水川あさみらと理系女子のメインキャストの1人を演じ、先ごろ発表した『ブレイク女優ランキング2017』(オリコン調べ)でも4位にランクイン。そのほか、NTTドコモ、ブランド品の宅配買取サービス『ブランディア』などのCMにも多数出演。さらに、『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)では「チャリティーマラソン」のランナーを務めて完走するなど、八面六臂の大活躍だった。

 アンケートでは、「CMやバラエティに引っ張りだこ、さらに24時間テレビのチャリティーマラソンも完走し、一躍時の人になったイメージがあるから」(神奈川県/30代/男性)、「テレビでの露出がダントツ。35億は小学生でも知っています」(秋田県/50代/女性)など圧倒的な知名度を獲得。また、「『dirty work』という曲を使っての35億ネタがすごく流行ったと思います。そして、24時間マラソンランナーにも選ばれ、輝かしい活躍をなされたと思います」(三重県/30代/女性)というように、ネタ披露時に使用する米歌手オースティン・マホーンの「ダーティ・ワーク」も流行。オースティンがバラエティ番組『行列のできる法律相談所』、音楽特番『べストアーティスト2017』(ともに日本テレビ系)などでブルゾンと共演を果たしたのも話題となった。

■『キングオブコント』で大ブレイク! “コンビ内”交際宣言でも話題に

 2位は男女のお笑いコンビ【にゃんこスター】がランクイン。歌手・大塚愛の「さくらんぼ」に合わせてアンゴラ村長がなわとびを使って踊り、スーパー3助がツッコミを入れる個性的なネタを披露。結成半年で10月の『キングオブコント 2017』(TBS系)決勝に出演し、審査員のダウンタウン・松本人志らから絶賛され、同大会で2位を獲得した。その直後、芸歴15年目のスーパー3助、早稲田大学文学部卒業でインターネットマーケティング会社の社員と兼業芸人であるアンゴラ村長は、交際していることを告白。「別れたら解散」を公言した点もセンセーショナルに報じられた。

 ユーザーからは「初めての笑いのパターンだから」(千葉県/50代/女性)と新機軸のコミカルな芸風を絶賛。「キングオブコントで準優勝した以降、テレビでの取り上げ方がすごかった」(北海道/20代/男性)、「突然のブレイクで大人気者になった」(埼玉県/50代/女性)など、『キングオブコント』以降に多数のバラエティ番組に出演していることで、ブレイクを実感した声が多数だった。インパクトの強い彼らが、今後どのようにお笑い界の荒波を乗り越えていくのかも注目されている。

■ビートたけしも認める実力派!“癖が強い”芸風がようやく世間に浸透

 3位は、芸歴17年目の岡山県出身の中堅コンビ【千鳥】。一人称が「わし」である大悟と、「癖がすごい!」が昨年の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)「アメトーーク大賞 2016 流行語部門」を飾ったノブの個性派コンビとして知られている。関西では、『第25回 ABCお笑い新人グランプリ 最優秀新人賞』、『第48回 上方漫才大賞 大賞』などを受賞して、人気に。2012年に『ピカルの定理』(フジテレビ系)のレギュラーに加入した頃から関東での仕事が増加。『いろはに千鳥』(テレビ埼玉)は時に1日に8本撮りもあるが、それでも、町の人々と触れあいながら、着実に笑いを取る“ロケ芸人”としての評価も高い。そんなトーク力や独自の漫才スタイルは、多くの先輩たちから評価され、中でもビートたけしは10月放送の『1番だけが知っている』(日本テレビ系)で、注目している後輩漫才師の1人として挙げるほどだった。

 アンケートでは「見ない日がないくらいテレビで見かける。ブレイクの証し」(大阪府/40代/男性)、「最近いろんなところでよく見るし、ネタも面白いけどトークしてるところもおもしろいから! あと誰とでもうまく絡めてるのがすごいなと思う」(東京都/20代/女性)など、お笑い界のユーティリティプレイヤーぶりが評価された。

■お笑い賞レースで飛躍した芸人が続々ランクイン!

 そのほかランキングを見ていくと、5位は女性コンビの【尼神インター】。双子の妹は美人にも関わらず本人は芸人界屈指のブサイクである誠子、大工の経験がある渚の名コンビ。『しゃべくり007』(日本テレビ系)など人気番組に次々に出演し、『オールスター感謝祭2017』(TBS系)では、女優・波瑠が「絶対見たい芸人」に挙げるなど女性有名人からも評価されている。「ネタ番組じゃない、バラエティでよく見かけたので」(千葉県/30代/女性)と女性からの支持が多く、10代からの人気は2位だった。

 6位は、全裸で股間をお盆で隠した“絶対見せないdeSHOW”ネタで人気の【アキラ100%】。『R-1ぐらんぷり2017』で優勝。 “ギリギリセーフ”を楽しむ裸芸が大反響を巻き起こし、「ピン芸人として、ルックスも良い、裸でもやらしくない好感度。益々、画面に出て欲しい」(埼玉県/50代/男性)の声も。

 8位の【カミナリ】は、茨城弁の掛け合いで、ボケの竹内まなぶの発言に、ツッコミの石田たくみが大声で頭を激しく叩く“どつき漫才”で人気。昨年、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)では昨年7位に続き、今年は9位となった。7月からは初の冠番組『カミナリのチャリ旅!』(とちぎテレビ)が放送され、「茨城をアピールしてくれた」(茨城県/40代/女性)と地元から応援の声があった。

 9位の【かまいたち】は今年『キングオブコント 2017』(TBS系)で見事優勝し、全国区の知名度を獲得。『M-1グランプリ2017』(テレビ朝日系)では4位となった。「ついに来たか。という感じで長年の下積みがやっと花ひらいた」(神奈川県/50代/男性)などの声があった。

 上半期は、ブルゾンちえみ、アキラ100%、サンシャイン池崎のピン芸人の3人が大いに話題をさらった。だが、下半期は10月の『R-1ぐらんぷり2017』でお笑い界を騒然とさせた、にゃんこスターが一躍注目され、一気に2位にまで躍進。先ごろ『M-1グランプリ2017』で優勝を飾ったとろサーモンの今後の展開や12月11日放送の『女芸人No.1決定戦 THE W』の結果も気になるところ。日進月歩で変化していくお笑いシーンから、今後も目が離せない。

【2017 ブレイク芸人ランキングTOP10】
1位 ブルゾンちえみ
2位 にゃんこスター
3位 千鳥
4位 サンシャイン池崎
5位 尼神インター
6位 アキラ100%
7位 ゆりやんレトリィバァ
8位 カミナリ
9位 かまいたち
10位 銀シャリ

【調査概要】
調査時期:2017年11月6日(月)~11月12日(日)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
「2017年ブレイク芸人ランキング」で首位に輝いたブルゾンちえみ