WBA王者が自信喪失? 「Superfly2」対決プランを断る、ヤファイのプロモーター明言

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)が切望する統一戦は叶わないのだろうか。来年2月24日に米国で予定されている「Superfly2」で、井上との統一戦が浮上していたWBA世界王者のカリド・ヤファイ(英国)のプロモーターが対戦を拒否したという。米ボクシングメディア「ボクシングニュース」が報じている。

 強敵との対戦を切望する「Monster」に、Superflyを展開している大物プロモーターから悲報がもたらされた。記事によると、K2プロモーションのトム・ロフラー氏はヤファイのプロモーターを務めるエディ・ハーン氏が来年2月24日の統一戦を断わったことを明らかにしたという。

 ハーン氏は、ヤファイの初防衛戦となった5月に元日本フライ級王者・村中優(フラッシュ赤羽)戦に勝利後、「もう1試合戦ってから、彼は統一戦に臨む」と宣言。10月に英カーディフで同級1位の石田匠(井岡)と戦い、判定勝ちを収めていた。次は統一戦のはずが、ヤファイ陣営は井上との戦いを避ける格好となった。

 記事では「残念なことにヤファイに対する心変わりが芽生え始めている。少なくとも巨額な経済的な保障がなければ、この対戦は相応しくない」と指摘。最近の戦いぶりから自信を失っているのかもしれない。

 Superfly2ではWBC世界王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)がフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)とタイトルマッチを行うことが発表されている。残された王者、「プリティボーイ」の異名で知られるIBF世界王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)サイドも井上に挑戦状を送りながら、年内は他の対戦相手を選んだ経緯もあった。

 モンスターの統一戦の夢は、簡単には実現しないようだ。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

井上尚弥【写真:Getty Images】