シリーズ復活10周年の記念作となる、2018年1月7日(日)放送の「スペシャルドラマ 必殺仕事人」(テレビ朝日系)に、長らく“必殺の顔”として活躍してきた藤田まことさん演じる中村主水が“復活”することが分かった。主水が江戸の町に舞い戻り、仕事人の窮地を救う。

【写真を見る】眼光鋭い“中村主水”を演じてきた藤田まことさん

必殺シリーズ不動の名キャラクター・中村主水は、1973年放送のシリーズ第2作「必殺仕置人」で初登場。昼は頼りにならない同心、夜は仕事人として世の恨みを銭で晴らすという稀有なキャラクターを確立し、以来16作にレギュラー登場するなど人気シリーズをけん引してきた。

2007年、東山主演の新シリーズとして「必殺仕事人」が復活してからも出演を続け、2010年に亡くなるまで視聴者を楽しませるとともに、後輩たちに必殺の真髄を伝え続けた。

伝説の男の“復活”に、東山は「感慨深い気持ちです。10周年を飾る作品ということで、奥田瑛二さんや黒木瞳さんにご出演いただいていますし、ここに藤田まことさんもいらっしゃったら…という皆さんの願いが、台本の登場シーンに集約されていると思いました。

僕自身どんな形になるか楽しみにしつつ、演じさせていただきました」と藤田さんへの思いを吐露した。

今回の最新作では、「必殺仕事人2007」以降の藤田さんの出演シーンと、東山の新撮映像を組み合わせることで、「必殺仕事人2009」以来となる再共演を実現。好物の“メザシ”を囲み、主水と小五郎の間で仕事人の今後を左右する、ある重要なやりとりが交わされる。

今回の物語で仕事人たちは、仲間の裏切り、分裂、アイデンティティーの喪失など、仕事人の存在を揺るがす、かつてない局面に遭遇する。小五郎にとっては“因縁の相手”も登場するという。自身が抱き続けてきた積年の恨みに向き合わなければならないという難局が訪れる。

藤田さんとの思い出を、東山は「『必殺2007』が、僕にとって初めての松竹撮影所での仕事だったのですが、藤田さんがすごく気を使ってくださって、温かい雰囲気を作ってくださいました。その時の僕が41歳。藤田さんが中村主水を演じ始めた時と同じ年齢ということで、とても意識していたことを覚えています」と振り返る。

続けて「僕らが作品を通じて受け継いでいくものは、藤田さんのような先輩方の生き方も含まれています。シリーズが重なれば重なるほど受け継ぐものは重く大きくなるけれど、その立場にいられるということはとてもありがたいことだと思います」と、今後の“必殺”の行方を見据えた。

一方、和久井映見は「今回の台本を読んで、『メザシ』という三文字を見たとき、ぐっと目を奪われました。セットに入ると藤田まことさんの大きな存在に包んでいただいているような気がします。それもずっと変わらないです」と、コメントを寄せた。

■ 「スペシャルドラマ 必殺仕事人」あらすじ

娘を殺された父親・喜平(星田英利)が、小五郎(東山)らに仕事を依頼してくる。的は町の賭場を牛耳るヤクザもんの飛龍組。小五郎、涼次(松岡昌宏)、お菊(和久井)、陣八郎(遠藤憲一)はいつも通り金と引き換えに仕事を請け負う。

だが、リュウ(知念侑李)だけは、世の中の理不尽さと裏稼業に手を染めることへの葛藤をいまだ拭えずにいた。

そのリュウが仕事をしくじってしまう。的にとどめを刺す直前、突然現れた頼み人・喜平に顔を見られてしまったのだ。喜平はどこで手に入れたのか、持てるだけ抱え込んだ見慣れぬ武器で、「この恨み、この手で晴らすが本懐!」と自ら的を殺害。その直後、小五郎に斬り捨てられる。

顔を見られた頼み人を生かしておくことはできない、それが仕事人の掟だからだ。しかし、リュウは小五郎に反発。それきり姿を見せなくなってしまう。

同じ夜、遊郭街で焙烙玉を抱えた男が周囲を巻き込んで自爆する。駆け付けた小五郎が目にした光景は、数多の死人とけが人があえぐ、まるで地獄絵図だった。

後の調べで、自爆男は「われらの怒りを、恐れよ!」と叫んでいたことから、個人的恨みによる犯行ではないことが分かる。また、焙烙玉は珍しい代物であることも判明。小五郎は、喜平が持っていた数々の武器も焙烙玉も、出どころは同じではないかと考える。

その頃、リュウは壬生の幻楼(奥田)の屋敷で、若い娘・おりん(清原果耶)の介抱を受けていた。幻楼の手下・雀蓮(間宮祥太朗)がリュウを運んできたのだが、額に包帯を巻いたリュウは、全ての記憶を失っていた。

その後、江戸市中では無差別な自爆と、複数の武器を携え特定の相手への本懐を遂げた後、自害する騒動が多発。そんな中、恵まれない子供たちに無償で食べ物を与え、読み書きを教えていた「すずらん塾」の先生、すずらん(黒木)と子供たちが、恐ろしい自爆事件に遭遇してしまう。(ザテレビジョン)

藤田まことさんが久々に「必殺」シリーズに帰って来る!