オリンパスは、針内腔の面積を従来より約1.8倍に拡大し、肺領域においてより多くの組織検体採取に貢献するディスポーザブル吸引生検針「ViziShot2 FLEX(ヴィジ・ショット・ツー フレックス)」の販売を開始した。

近年、がんの治療法として、分子標的薬治療や免疫療法など新しい治療法が多く行われている。これらは薬の適用を決定するために、「超音波気管支ガイド下針生検(EBUS-TBNA)」という手技で組織検体を採取し、検査をすることがある。

今回発売される「ViziShot2 FLEX」は、EBUS-TBNAで使う針(処置具)。気管支で使用する超音波内視鏡を用いて粘膜下の状況をリアルタイムに観察しながら、直接内視鏡ではアクセスできない肺のリンパ節などに針を刺し組織・細胞を吸引・採取し、その組織は病理検査で詳しく観察・診断して治療方針を決定する。同製品は、針内腔の面積を従来より約1.8倍に拡大し、より多くの組織検体を採取することが可能となっている。

また、 穿刺の対象となるリンパ節は気管や気管支に接しているため、超音波内視鏡を大きく湾曲させてアプローチしたい箇所の観察・処置を行う必要があるが、同製品は、針内腔の面積を拡大することで針の太径化を図りつつ、内径19Gの針でも特殊な針加工により従来より大きく湾曲させることが可能で、到達が困難なリンパ節にもアクセスできる。

さらに、穿刺時に手元を滑りにくくするため、ハンドル部にラバー製のグリップを採用しているほか、先端からの針の突出長が分かるようにハンドル部に目盛りがついており、手技の安全性に配慮した工夫が施されている。
(早川厚志)

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