「スポーツ界の名珍場面総集編」…8月のブリヂストン招待で超絶アプローチから逆転V

 2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回は8月にゴルフの松山英樹(レクサス)が演じた「神技イーグル」だ。ブリヂストン招待最終日に圧巻のチップインイーグルを決め、逆転V。絶妙にラインを読み切った神技をPGA公式ツイッターは動画付きで「なんてタッチだ!」と紹介し、ファンも「NO1の座にふさわしい」と絶賛の嵐となった。

 世界トップの仲間入りを果たした松山を象徴するかのようなシーンだった。

ブリヂストン招待最終日の2番パー5。グリーン奥からピンまで約17メートルの第3打。慎重にアイアンを降り抜くと、グリーン上でバウンドしたボールは一度はフック。しかし、転がるうちにスライスし始め、ピン方向へ。そして、そのままカップイン。見事にチップインイーグルを果たしてみせた。

 絶妙にラインを読み切ったスーパーショットにギャラリーも大歓声。実況も思わず笑い出してしまうほどのミラクルな一打となった。PGA公式ツイッターはすかさず動画付きで速報。「なんてタッチだ! ヒデキ・マツヤマが首位の座を掴み取った」と称賛をつづると、映像を観たファンからも「ヒデキ・マツヤマはNO1の座にふさわしい」との声も上がっていた。

 ここから火が付き、この日は1イーグル、7バーディー、ノーボギーの「61」をマーク。2打差の4位から出た最終日に見事に逆転優勝を飾り、米ツアー通算5勝目で日本勢の最多勝利数を更新してみせた。躍進を遂げたシーズンでも屈指のラウンドで、とりわけ完璧なチップインは日米のファンに鮮烈なインパクトを残した。

 翌週の全米プロゴルフ選手権はサンデーバックナインを首位で迎えながら逆転優勝こそ許したが、グランドスラム制覇が確かに近づいていることを感じさせた。今年最終戦となったヒーローワールドチャレンジは5位で終了。悲願のメジャー制覇を来年こそ成し遂げてみせる。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

松山英樹【写真:Getty Images】