ポスト・マローンの「ロックスターfeat.21サヴェージ」が8週目の1位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 11月21日に公開されたミュージック・ビデオの視聴回数が好調で、今週もストリーミング・チャートを制して首位の座を死守したポスト・マローンの「ロックスター」。YouTubeの公式チャンネルでは現在までに6300万視聴を記録していて、年内には1億回を突破すると思われる。しかし、首位の座は年内に明け渡すことになりそうだ。

 「ロックスター」から首位の座を勝ち取る可能性が高くなっているのが、先週の5位から3位に浮上したエド・シーランの「パーフェクト」。12月1日にビヨンセとデュエットした新バージョンがリリースされ、次週はそのセールス・ポイントが加算されることになる。また、2億視聴回数を突破したミュージック・ビデオに加え、ビヨンセをフィーチャーしたオーディオ・ビデオも公開4日で既に2000万回を突破していることから、次週ランクアップすることは間違いなさそうだ。「パーフェクト」のヒットを受けて、アルバム『÷(ディバイド)』も先週の9位から5位に再浮上している。

 先週の11位から8位へTOP10入りしたのは、Gイージーの「ノー・リミットfeat.エイサップ・ロッキー&カーディ・B」。同曲は、12月15日に発売予定の3rdアルバム『ザ・ビューティフル・アンド・ダムド』からの先行シングルで、「ボダック・イエロー」の大ヒットでブレイクしたカーディ・Bの起用も後押しし、2015年のヒット曲「ミー・マイセルフ&アイ(with べべ・レクサ)」(最高7位)以来およそ2年振りとなる、自身2曲目のTOP10入りを果たした。ラップ/R&B両チャートでは4位まで浮上し、TOP3入りも目前となっている。

 次週TOP10入りを狙うのは、今週11位に到達したホールジーの「バッド・アット・ラブ」。同曲が収録されたアルバム『ホープレス・ファウンテイン・キングダム』からは、4月にリリースした1stシングル「ナウ・オア・ネヴァー」が17位まで上昇したが、フィーチャリング・ゲストとして参加したザ・チェインスモーカーズの「クローサー」(2016年1位)を除けば、その記録を上回る自己最高位となる。ミュージック・ビデオの視聴回数が7億回を突破した、デュア・リパの「ニュー・ルールズ」も、先週の18位から15位に浮上し、自身初のTOP10入りが期待されている。

 韓国のボーイズ・グループ=BTS(防弾少年団)は、「MIC Drop」が28位にデビューし、TOP40圏内に初めてランクインした韓国のグループとなった(韓国人アーティストとしてはPSY「江南スタイル」の2位が最高位)。9月18日にリリースされた5枚目のEP盤『LOVE YOURSELF 承 “Her”』が、翌週のアルバム・チャートで7位に初登場し、韓国のアーティストとして初のTOP10入りしたのも記憶に新しいが、アルバムに続き、シングル曲でも快挙を成し遂げた。今週上位にランクインしたのは、「パンダ」の大ヒットで知られる米ブルックリン出身の新人ラッパー、デザイナーがフィーチャリング・ゲストとして参加した、スティーヴ・アオキによるリミックス・バージョンが11月24日にリリースされたため。同日に公開されたミュージック・ビデオは早くも5000万視聴を記録していて、今後の動向が注目される。

 21位には、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」がリエントリーした。マイケル・ジャクソンの「スリラー」がハロウィンになると再登場するように、マライアの同曲もホリデー・シーズンになると、毎年必ず上位にランクインするが、今年はこの曲の歌詞をモチーフにしたアニメーション映画『マライア・キャリー クリスマスにほしいもの』が公開され、また違った形で注目されている。ちなみに、全米ソング・チャート(HOT100)の最高位は11位で、1994年のリリースから現在まで、意外にもTOP10入りはしていない。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、12月6日22時以降予定となります。

◎【Hot100】トップ10
1位「ロックスターfeat.21サヴェージ」ポスト・マローン
2位「ハヴァナfeat.ヤング・サグ」カミラ・カベロ
3位「パーフェクト」エド・シーラン
4位「グッチ・ギャング」リル・パンプ
5位「サンダー」イマジン・ドラゴンズ
6位「トゥー・グッド・アット・グッバイズ~さよならに慣れすぎて」サム・スミス
7位「ボダック・イエロー (Money Moves)」カーディ・B
8位「ノー・リミットfeat.エイサップ・ロッキー&カーディ・B」Gイージー
9位「ホワット・ラヴァーズ・ドゥfeat. SZA」マルーン5
10位「フィール・イット・スティル」ポルトガル・ザ・マン

【米ビルボード・ソング・チャート】ポスト・マローンが依然と首位キープ、BTS(防弾少年団)が好発進