FA権を行使せず1年1億1000万円で残留、2年契約提示も「自分の成績に納得していない」

 FA権を行使せず、残留を発表していた西武の炭谷銀仁朗が4日に1年1億1000万(1000万増)で来季契約を更改(年俸は推定)。終了後の記者会見の席で王者ソフトバンク妥当への狙いを明かした。カギとなるものは…。

 球団からは、2年契約を提示されていたが、「チームの順位も、自分個人の成績にも納得していない。『単年にしてもらって、もっと良い成績を残して、評価を上げてから、さらに良い数字の複数年を下さい』という意志を伝えました。来年、死ぬ気でもう一回、『一から』という気持ちでやりたい」と、さらなる飛躍成長を誓った。

 今オフは、悲願の“優勝”へ向け、「やれることは、全部やる」。特に、貯金『43』という圧倒的な強さを誇ったソフトバンク打倒をテーマに挙げた。

「『何か(1つだけのこと)をやります』というのではなくて、映像を見るとか、例えば他球団との比較など、いろいろな数字を出すことによって、何かヒントがあるとは思う。改めて、いろいろなことを見て、なにかきっかけやヒントを見つけられればと思います。何としても、ソフトバンクを倒さないと。今年2位だったので、上は(ソフトバンクしか)ないということですから」

 来季こそ、天敵に勝ち越すべく、オフ期間に徹底的に「頭の方を作り直します」。

 個人としては、プロ12年目でキャリア最高の打率.251をマークした。それでも、「月間で見れば、3割4分打てた月もあれば、1割台の月もあり、ムラがあった」と、決して満足はしていない。『「たまたまかよ」と思われたくない。誰もが、調子の波はあるとは思いますが、その差を埋めるために、不調の時ほど四球を取れるなど、何らかの形でチームがいい方向に向くようなことができるように、今年以上の目標を持ってやりたいと思います」。来年は、チーム、個人揃って最高のシーズンにしてみせる。(上岡真里江 / Marie Kamioka)

契約更改に臨んだ西武・炭谷銀次郎【写真:上岡真里江】