ブライアン・シンガー監督(『X-MEN』シリーズ)が、伝説的ロックバンド・クイーンのフレディ・マーキュリーを描く伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ(原題) / Bohemian Rhapsody』をクビになった。米20世紀フォックスが「ブライアン・シンガーはもはや『ボヘミアン・ラプソディ(原題)』の監督ではありません」と The Hollywood Reporter に認めた。

 同作においては先日、シンガー監督がロンドンの撮影現場に来なくなったことから、撮影が一時中断となっていることが明らかになったばかり。The Hollywood Reporter によると、今回のクビは、シンガー監督とフレディ・マーキュリー役のラミ・マレック(テレビドラマ「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」)の衝突が激しくなったことと、シンガー監督の予期せぬ不在が原因だという。シンガー監督不在の間は、撮影監督のニュートン・トーマス・サイジェルが代理を務めており、ラミはスタジオに、シンガー監督はプロ意識に欠け、信頼できないと訴えていたとのこと。

 一方、シンガー監督は、深刻な健康の問題を抱える親に付き添うために休暇をもらい、アメリカに戻りたいと頼んだものの、拒否され、クビにされたとフォックスを批判。心労から、自身も体調を崩していたという。ラミとの間にクリエイティブ面での相違があったことは認めたものの、そうした違いを乗り越えて共に仕事ができていたといい、二人の衝突がクビの原因という説も否定。「何よりもこの映画を完成させたかったのですが、フォックスがそれを許してくれませんでした」とコメントしている。

 撮影はあと2週間分残っており、数日のうちに新監督が発表されるものとみられている。全米公開は2018年12月25日の予定。(編集部・市川遥)

クビになったブライアン・シンガー監督 - Mark Davis / Getty Images