北里大学海洋生命科学部の学生が企画・運営しているミニ水族館「北里アクアリウムラボ」(神奈川県相模原市)と新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)は、12月5日から、成長すると全身が蓑をまとったような姿になる珍しいクラゲ「ミノクラゲ(仮称)」の日本初展示を開始した。

傘の上に多数の毛のような突起が現れ、蓑をまとったように見えるミノクラゲ(仮称)は成長すると50cm近くなる巨大クラゲ。東南アジアに大量に出現し、中華クラゲなどの食材として主に中国などに輸出される重要水産種となっている。

展示個体は「北里大学海洋生命科学部とのブラパ大学海洋科学研究所との覚書」および「ブラパ大学海洋科学研究所(タイ)と新江ノ島水族館とのクラゲの飼育に関する共同研究」のもと、2016年にポリプを譲り受け、2017年7月にエフィラ(クラゲの幼生)が生まれ、育成したもの。現在、傘の直径は5cm程度で、ミノクラゲの特徴である傘の上面の突起が出始めている状態だ。

野生個体の展示は、ブラパ大学海洋科学研究所のバンセンアクアリウムなどでの事例があるが、日本での展示は初。繁殖個体の展示としては世界初だという。