IOC理事会で主張「受け入れられない」…その後にロシアの平昌五輪参加禁止が決定

 国際オリンピック委員会(IOC)は、国を挙げたドーピング問題の可能性が取り沙汰されているロシアに、来年2月に開催される平昌五輪の参加禁止処分を課した。ロシア人選手に関しては厳格な条件下での出場を認めると発表しているが、フィギュアスケート世界女王のエフゲニア・メドベージェワは“無所属扱い”での出場について「その選択肢を受け入れられない」と明かしたという。米ヤフースポーツが報じている。

 “銀盤の妖精”の不退転の決意は、スポーツ界に大きな衝撃を与えている。

 米放送局「NBCスポーツ」は、「エフゲニア・メドベージェワは中立国のアスリートとして五輪に出場しないだろう」と伝えている。

 右足中足骨にヒビを負い、グランプリファイナル出場を辞退したメドベージェワはIOCの理事会にロシアオリンピック委員会で唯一の現役選手として出席。ロシア代表の五輪参加を訴えるスピーチで重大な発言に至った。

 記事によれば、ロシア代表として五輪に参戦できない可能性について「受け入れることはできない」と言及。その後、ロシア代表の五輪参加禁止が決定したが、無所属扱いでの出場に関しては、母国ロシアメディアに対して「答えるには時期尚早」と話すにとどまったという。

「国を代表することが、演技でも力と刺激をもたらしてくれる」

 一方、米ヤフースポーツは「五輪:ロシアのトップフィギュアスケーターは中立国のアスリートとして参加するか、確信なし」と特集。メドベージェワのスピーチ内容とともに、固い決意を紹介している。

「私はロシア国旗ではなく、中立国のアスリートとして五輪に参加するという選択肢を受け入れることはできない。私は自分の国を誇りに思っている。競技において国を代表することは私にとって偉大な栄誉です。それが演技でも力と刺激をもたらしてくれるのです」

 記事では、「メドベージェワはソチ五輪の時にわずか14歳だった。彼女の潔白さについては疑いは存在しない。彼女の求めるもの全ては国を代表する機会だったのだ」と触れてる。

 ロシア代表としての平昌五輪参加の道が閉ざされたメドベージェワ。無所属での参戦か、あるいは不参加か。世界女王はどのような決断を下すのだろうか。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

エフゲニア・メドベージェワ【写真:Getty Images】