DF内田篤人所属のウニオン・ベルリンを率いていたイェンス・ケラー前監督が、5日にドイツメディア『ran.de』のインタビューに応じた。ブンデスリーガ2部で4位につけながら電撃解任された背景について「いまだに驚いている。あの時は話し合う予定も何もなかったのだが、オフィスに呼ばれてすぐにそのことを伝えられたんだ。正味20秒あっただろうか」と振り返っている。

 ウニオン・ベルリン側は解任に至った理由について、直近数試合の戦いぶりからはチームの継続的な成長を見込めないと判断したと発表。しかしケラー氏は「このチームで昇格を果たせる」と確信していたという。

 だが、思いがけないタイミングで解任されたケラー氏は、同じく今月初旬にペーター・シュテーガー監督の退任を決断したケルンとの繋がりが伝えられている。現役時代にケラー氏は、ケルンにて2000年から2002年にかけてプレー。仮に指揮官就任となれば、同氏にとっては古巣復帰を意味することになる。「そのことについては何も言いたくはないよ。どんな噂にも関係したくはないんだ」とケラー氏はコメントしている。

 ケラー氏としては、頭の中を整理することが何よりも先決と言えそうだ。同氏によれば「契約延長のオプションもあった」とのことで、「2、3週間前には一緒に話し合いを行っており、クラブからは延長のシグナルを見せてもらっていた」とも明かしている。

 一方、日本代表FW大迫勇也が所属するケルンの指揮官を退任することとなったシュテーガー氏はチャリティーイベントに出席。退任について「納得している」とコメントした。ブンデスリーガ開幕14試合でわずか勝ち点2(2分け12敗)に終わったこともあり、「もっと勝ち点を得たかったのだが」と述べたが、同時に「しかし(2日の第14節)シャルケ戦で2-2という形で有終の美を飾れたことは良かったとは思う」とも続けている。

「それでも人生は続く。水曜日(6日)にケルンはヨーロッパリーグが行われるベオグラードに向かうが、私はそこでクラブ関係者らに別れを告げるよ。それからもちろん、ケルンの街を出歩くんだ。この街はとても居心地がいいからね」

 なお、すでにシュテーガー氏は、新たなクラブで再び指揮官を務めることを視野に入れているという。「私も、アシスタントの(マンフレート)シュミット氏も、再びチャンスを得られると思っている。おそらく高慢な態度には見えないと思うし、新たなチャンスは来ると思う」と語った。

 内田の恩師であるケラー氏と、大迫を指導してきたシュテーガー氏。両指揮官の今後に注目だ。

内田篤人の恩師ケラー氏(左)が、大迫勇也(右)を指導することになるかもしれない [写真]=Bongarts/Getty Images