日本の大学では、学生たちのキャンパスライフをより快適にするよう食堂にこだわったり、学生寮の環境を充実させたりする取り組みが見られるが、中国の大学生たちの生活はどのようなものなのだろうか。中国メディアの今日頭条は2日、中国の学生寮では当たり前の光景が日本では見られないことに驚きを示す記事を掲載した。

 中国の大学は学生寮に住むのが基本で、しかも部屋は4ー8人によるルームシェアが基本だ。それゆえプライベートな空間が少しも無いのが当たり前で、こうした中国の宿舎事情からすると日本では学生寮の多くが1人部屋であることや、大学生の多くが寮で暮らさず、アパートやマンションなどで生活していることが驚きなのだろう。

 記事は中国人ネットユーザーたちの声を紹介しているが、多く見られるのは「中国の大学の規模が日本と比べて大きいこと」を指摘したコメントだ。確かに中国で最も学生数の多い大学では10万人を超えるので、1人部屋の宿舎を提供するのは物理的な難しさもある。

 また経済的な面については、日本の学生は親の支援や自分でアルバイトをするなどして賃貸のアパートに住むことができるが、中国では経済的な厳しさゆえに国が提供している大学の宿舎に住む方が経済的な負担が少ないという事情もあるだろう。

 さらに記事は、日中の文化面の違いが大学生の暮らし方の違いにつながっているとし、「日本社会は個人主義であるうえ、中国は日本ほど個々のプライバシー保護の意識が高くない」と指摘、中国では逆に相部屋の生活から学生同士の助け合いや交流が築かれると指摘した。

 こうした学生時代の環境のゆえか、中国人は友人同士が同じベッドで眠ることに抵抗を感じないという人も少なくない。日本人ほどプライベートな空間が無くても過ごすことができるのは、逆に驚くべきことである。記事は「日本はなぜ中国のように4ー8人の相部屋を推奨しないのか」としているが、日本ではたとえ寮生活を推奨するにしても、やはりプライベートが保たれた1人部屋を用意する必要があるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
日本と違いすぎる! わが国の大学生寮はなぜ「4ー8人によるルームシェア」なのか=中国