特殊な糸で顔の皮膚のたるみを引き上げるフェースリフト手術で健康被害を受けたとして、患者75人が「品川美容外科」などを展開する医療法人社団翔友会(東京都)を相手に計約1億6000万円の損害賠償を求めた集団訴訟は6日、法人側が解決金を支払うなどの内容で、東京地裁で和解が成立した。金額は非公表。

 原告側によると、和解条項には法人側が遺憾の意を表明した上で、「問題点を指摘されたことを真摯(しんし)に受け止め、より良い医療の提供に努める」と再発防止を誓う内容が盛り込まれたという。

 原告は主に関東地方に住む20~70代の男女。訴訟では、痛みや脱毛などのリスクがあり、効果は限定的だと説明を受けないまま、高額な契約を結ばされたと主張していた。

 原告の1人は記者会見し「効果は感じられず、長い間頭痛に悩まされた。和解できてうれしい」と話した。

 翔友会の話 和解に従い、誠実に医療業務に従事する。