11月26日に放送された『岡田斗司夫ゼミ』にて、パーソナリティ岡田斗司夫氏は、2017年3月に発売されたニンテンドースイッチソフトゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を絶賛し、その魅りました。

―関連記事―
『星のカービィ』25周年を記念してシリーズ制作者にいろいろ話してもらった。「試作タイトルも3本あったが、そのおかげで25周年を迎えられた」

『ペルソナ』シリーズコンポーザー目黒将司と『龍が如く』総合監督の名越稔洋が対談「仕事が楽しくて帰るのが嫌だった」

すべての写真付きでニュースを読む

オタキングゼルダにハマってるってよ

岡田
 このあいだ、ニンテンドースイッチを偶然買えたんですけど、一緒に『スーパーマリオオデッセイ』を買って、さらにそれ以外にもダウンロードソフトを何本か買いました。でも結局、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』しかプレイしていないんですね。

 最初にやった時、面いというよりは、「なんだこれ、わかんない」と思いながらも風景が綺麗だからという理由でやっていたんですけど、気がつけば毎日14時間やっていました。59歳が1日14時間ゲームをするのは、なかなかキツいです(笑)

 『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に感じるすごさについて、普段あんまりゲームをやらないが久し振りにプレイしたからこんなにすごく感じるのか? それとも、ゲームをやりこんでいる人もと同じようにすごいと感じているのかなと気になったので、評価についていろいろ調べたら、よく言われていたのが、とにかく圧倒的に色が美しいということなんですね。

 そう言われてみると、たしかにポリゴン数は案外少ないんだけれども、処理が上手いからずっと見ていられる。特に夕焼けとか、だんだんとが明けてが来る時のあの感じ。

 ゲーム内で、ずっと時間が流れていって、しか出ない強いモンスターたちと渋々闘いながら、が明けて、が周りから聞こえてきたの、ホッとした感じというのがすごいんです。

とにかく「その場にいる」という感覚がすごい

岡田
 あとは、。例えば、が降っている時は、山を登ろうとしても滑って上手く登れなくなるんです。も山登りをしている最中にがザーッと降ってくることがあると、少しでも動くと滑り落ちてしまうので、一か所に留まるしかなくなるんですよ。

 ゲームの中には"天気予報"という表示があって、それを見ると次の日は晴れと書いてあるから、それを信じてずっと待っているんですけど、12時から翌の6時とかまで、一か所でじっとしているしかない。

 まあ、ゲーム内での時間なので、実際に何時間も待っているわけではないですが、そんな時は、もう周囲の色を見ているしかできないんです。

 の中、山の中空を見上げていると、ただが流れているだけだけど、だんだんとの切れから星空が見えてきて、が見えてきたと思ったら、もおさまってくる。

 そこから少し待っていると、が明るくなってきて、全にが止む。そして日が昇って、周りの岩肌がきだすと、やっと上に登れるようになってくる。

岡田
 今回の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』って、「その世界にいる感じ」という意味でのリアリティが、すごいんです。グラフィックは、ポリゴン数がそんなに多くないので、たぶん今発売されているPS4ゲームとかの方が綺麗だと思うんですけど、その場にいる感覚だけは、とにかくすごいんですよ。

 そして、そんな綺麗な風景の中で、ほぼ限に何でもできる。があるところを突っ切って行こうとした場合でも、浅瀬だったら走って渡れるし、深くなってきた場合でも、泳いで渡れる。こういう現実世界では当たり前にできることが、ゼルダ世界の中でも、すべて行える。

次のページ »良い作品の条件は「なんでもないところが面白い」こと