【ワシントン時事】米国防総省のマニング報道部長は6日の記者会見で、シリア情勢について「ロシアと(シリアの)アサド政権は内戦を真の解決に導く計画を持っていないだけでなく、イランが支援する民兵組織の撤退に真剣に取り組んでいない」と批判した。和平プロセスから米国を排除し、主導権を握ろうとするロシアをけん制した形だ。

 マニング氏は「過激派組織『イスラム国』(IS)の台頭を許す根本的原因となった内戦が長引けば長引くほど、テロ組織に活動の余地を与える」と警告。「国連主導によるジュネーブ和平協議こそが正統な政治的解決への唯一の道だ」と力を込めた。ロシアはトルコ、イランと共に、国連とは別にシリア和平協議を主導している。