女優の宮沢りえが自身のインスタグラムのアカウントを削除したことが大きな話題になっている。

 11月30日、宮沢は「不快な思いをさせてしまった方達、ごめんなさいね」と綴り、アカウントを削除している。実は、その直前まで宮沢のアカウントには誹謗中傷するようなコメントが連続して書き込まれていたため、それが大きな要因になったとみられている。

 11月下旬、交際相手として報じられている森田剛(V6)が主演する舞台『すべての四月のために』を観劇する様子が森田のファンに目撃され、その後から宮沢を批判するコメントが連続していたのだ。

・森田のファンがいる場に姿を見せるな
・宮沢の姿を見た森田のファンが不快な気持ちになる
・森田ファンの気持ちを逆なでするような非常識な行動をとるな

 要約すると、このような書き込みが続いていた。そのため、宮沢はインスタグラムを継続すれば、誹謗中傷がさらに続くと判断した可能性もある。宮沢の最後のインスタグラムでのコメントからは、そのような批判を書き込んだ相手へも丁寧に応対する真摯な姿勢がうかがえる。

「今まで見て下さった皆様、ありがとう。みなさんのコメントに励まされたり微笑んだり楽しい時間でした。そしてその逆に不快な思いをさせてしまった方達、ごめんなさいね…そんな皆さんの言葉からも学ぶべきものがありました。人には様々な想いや言葉や感情が溢れていることを改めて知ることが出来ました。感謝です」(原文ママ)

 そもそも、宮沢はインスタグラムを始めた理由として、普段はファンと接する機会が少ないため、交流する場にしたいとの思いを明かしていた。それが皮肉にも、自身への罵詈雑言を招くことになった。

 宮沢のアカウント閉鎖が一部のインターネットメディアで報じられると、ネット上には森田ファンとみられるユーザーから、(宮沢のアカウントに悪口を書くのは)「本物の剛君ファンじゃない」「見苦しい」「一緒にされたくない」といった言葉も多く書き込まれ、宮沢への攻撃を諌めるような動きも広がっている。

 実は、ジャニーズのファンの間では、ファンではない人に迷惑をかけないようにしようという暗黙のルールがある。だが、好きなアイドルへの想いが募るあまり、一部のファンが暴走する例が実社会でも散見されている。

 ある民放のテレビ局員はこう明かす。

「ジャニーズのタレントが出演する番組の収録があると、出入り口付近で『出待ち』をするファンがいるんですが、社員が出入りするのに邪魔なことがあります。ある時、入り口付近に大勢いたので局に入れず、『どいてください』と声をかけたところ、逆に『うるさい』とどなられたことがあります」

 また別のテレビ局関係者も追随する。

「ジャニーズジュニアのメンバーなど、電車を使うタレントの場合、ファンが最寄り駅からスタジオやテレビ局まで一緒について歩くことがあります。それが大勢いる場合などは非常に邪魔ですね。10人くらいの団体がまとまって歩道を歩いていると、かなり目立ちます。入れ替わりでタレントに近づき、プレゼントを渡している光景も見たことがあります」

 このように周囲の迷惑を顧みず、ジャニーズタレントに近づこうとする姿がある一方、統率しようとする人もいるという。

「テレビ局で出待ちをするファンが大勢集まっている場合などでは、リーダー格の女性がその場を統制している姿をよく見かけます。社員や局関係者の出入りに邪魔にならないように、道の端に並ぶように声をかけたりしていますね」(同)

 ジャニーズタレントのファンは小学生から中高年まで年齢層が幅広い。そのため、マナーを考慮せずに暴走してしまう人もいるが、それを戒めて統率する人もいる。宮沢のアカウントへの中傷コメントに対して批判していた人も、そのような“良識派”なのかもしれない。
(文=編集部)

「Thinkstock」より