知人男性の自宅に放火したとして、現住建造物等放火罪に問われた無職女性(39)の控訴審判決で、大阪高裁(和田真裁判長)は7日、懲役4年とした一審奈良地裁の裁判員裁判判決を破棄し、無罪を言い渡した。

 地裁は、一緒に放火行為をしたという男の証言や、放火に加担したことをうかがわせるLINE(ライン)のメッセージなどから、女性が2015年4月、奈良市の共同住宅の男性方に侵入して布団に火を付け、0.4平方メートルを焼損させたと認定していた。

 高裁は、女性を別の場所で目撃したという第三者の証言から、放火を実行できなかった可能性を指摘。LINEのやりとりも「誰が火を放ったかまでは不明」として、男の証言の信用性を否定した。