以前Japaaanで紹介した、人間国宝である人形作家の平田郷陽氏の日本人形「粧ひ(よそおい)」。まるで生きているかのようなそのリアルすぎる姿には衝撃を受けました。

こういった、まるで霊が宿っているかのような精巧に作り上げられた日本人形を「生き人形」と呼ぶこともありますが、今回紹介する作品も、まさに命を吹き込まれたかのような驚くべきクオリティの生き人形なのです。

紹介するのは、江戸時代〜明治時代にかけて活躍した人形作家「安本亀八」の作品の数々。まずは亀八の作品をご覧ください。

安本亀八 – 足利時代武士躰(立姿)の頭部


はい。完全に生きてます!

これらの作品が特別なのではないんです。亀八のどの作品もこのクオリティを維持しており、まさに生きているような人形「生き人形」なんです。



亀八は熊本県の仏師の家系に生まれたので、自身も仏師としての道を志しますが、明治維新後の廃仏毀釈による影響で仕事がなく、人形の制作を生業としていました。まるで人間そのもののようなリアルな作品は評判となり、明治時代には海外へも進出したほどだったそうです。

安本亀八 – 相撲生人形

亀八の代表作といえば「相撲生人形」が人気ですが、首上部分のみの作品の数々はどれを見てもその精工さに衝撃を受けます。

亀八が残した生き人形の数々、是非じっくりとご覧ください!

人形作家・安本亀八の生き人形を見る

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