天体観測史上初となる太陽系外から飛来した小惑星「Oumuamua(オウムアムア)」が、今年10月に地球のそばを通り過ぎて行った。

現在は地球から遠ざかっている「オウムアムア」を、理論物理学者スティーヴン・ホーキング氏が率いる天文学者グループが詳しく調査している。

「オウムアウア」が宇宙人の探査機である可能性が出て来たからだ。

転がるような奇妙な動き

IROIROの過去記事でも取り上げた小惑星「オウムアムア」。長さ約400メートル、幅約80メートルという、異様に細長い葉巻型をしたこの天体は、現在、時速31万キロメートルのスピードで地球から遠ざかっている。

この「オウムアムア」は、一般的な小惑星とは違った転がるような奇妙な回転をしながら飛んでいる。

米国ペンシルベニア州立大学の天文物理学者であるJason Wright教授によれば、その動きはエンジンが壊れた飛行機と同じだそう。

フォンノイマン探査機の可能性

教授は同大学のブログの中で、「オウムアムア」が太陽系外の生物によって作られた自己増殖型宇宙探査機である可能性を示唆している。

別名フォンノイマン探査機とも呼ばれる自己増殖型宇宙探査機は、行く先々で物資やエネルギーを調達しながら調査飛行を無限に続ける、知能を備えた無人探査機のこと。コンピュータの父とされる歴史的数学者フォン・ノイマンが、その存在を理論的に証明している。

オウムアムアの奇妙な回転から考えられる1つの可能性は、この天体は宇宙探査機で、エンジンにあたる駆動装置が壊れてコントロール不能になっているということだ。

それを今から知る方法がある。

Wright教授はブログにこう書いている。「駆動装置が壊れているからといって、通信装置が壊れているとは限らない」

ホーキング博士が調査に乗り出す

世界的に有名なスティーヴン・ホーキング博士が率いる天文学者グループ「Breakthrough Listen」は、米国時間の13日午後3時から、去り行くオウムアムアに電波望遠鏡を向けている。

オウムアムアから発信されているかもしれない電磁信号を捉えるためだ。米国ウェストバージニア州にあるその電波望遠鏡は、オウムアムアから発信される携帯電話の電波ほど微弱な信号も識別できるとのこと。

結果はまだ発表されていない。

「オウムアムア」は宇宙人の探査機?ホーキング博士率いるグループが調査