sumou 八百長疑惑によって危機的状況に陥っている日本の国技「相撲」について、夕刊フジとニコニコ動画は2011年2月9日、共同でアンケートを実施した。11万4,166人のニコニコ動画ユーザーがこれに回答。その結果から浮きぼりになったのは、八百長疑惑よりもずっと大きいであろう「危機」が、相撲に忍び寄っているかもしれないということだ。

 アンケートによると、ニコニコ動画ユーザーのうち八百長事件に「関心がある」と答えたのは「非常に関心がある(14.8%)」「やや関心がある(32.6%)」を合わせて47.4%だった。「まったく関心がない(21.5%)」「あまり関心がない(19.0%)」を合わせ40.5%の「関心がない」層より若干上まわっているものの、「国技」に対する関心としては低いと言えるのではないだろうか。

 さらに「関心がある」と答えた人のうち、その理由について「日本の文化として重要だと思う」と答えたのが49.6%と、「相撲に興味があるから」と答えた人の15.7%をはるかに上まわった。この結果について夕刊フジ(2月12日発行)では、以下のようにまとめている。

「八百長問題について関心がある人の半分は、日本の『国技』である相撲の行く末を日本人として憂えているに過ぎず、競技としての相撲の先行きを本気で心配しているわけではないともいえる」

 また、「今後、大相撲を応援するか」という質問への答えにはっきりと「応援する」と答えたのは22.5%にとどまり、残りの約8割は「どちらともいえない」「応援しない」とそれほど関心がないということが明らかになった。ニコニコ動画ユーザーの相撲への意識は冷ややかなものであるようだ。アンケート結果をまとめた動画へのコメントにも、「(動画の)再生すくねwみんな興味ないんだなw」「若者の相撲離れか・・・・辛い現実だな」など、ニコニコ動画ユーザーからは、国民が相撲から離れていっているかもしれないという事実を嘲る声や危惧する声が集まっていた。

【関連サイト】
zakzak 産経新聞が発行する「夕刊フジ」の公式サイト

(古川仁美)

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