ゲスト舛添要一(ますぞえ・よういち) 1948年、福岡県生まれ。71年、東京大学法学部政治学科卒業東京大学法学部助手、パリ大学現代際関係史研究所客員研究員、ジュネーブ高等政治研究所客員研究員、東京大学教養学部政治助教授などを経て、80年代末から「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」「ビートたけしのTVタックル」などの討論番組に多数出演、知名度を上げる。89年、政治経済研究所を設立。2001年参議院議員に初当選し、厚生労働大臣(安倍内閣福田内閣麻生内閣)などを歴任。14年2月東京都知事就任。16年6月、都知事を辞職。

 政治学者として数々の討論番組などで活躍する一方で政治家として政にも参与、14年には東京都知事となって采配を振った舛添要一氏。昨年、私混同報道で都知事を辞職する騒ぎとなったがその情熱は衰えず、天才テリーを相手に都政・政の問題点を鋭くえぐった!

テリー 添さん、まさかあんな形で都知事を辞めることになるとは思わなかったでしょう。あらためて、これまでの騒動をどう思われているのか、お聞きしたいんですが。

 もちろんミスはこちらの責任なので、その点に関しては反しています。ただ、開された収支報告書は1年前のものですし、全て国会議員時代のものですから。

テリー 確かにその点は誤解している人が多いと思いますよ。勢いづいて魔女狩りみたいな雰囲気になってしまったところもあるでしょうしね。あの時期は眠れなかったり、不安な気持ちになったりはしませんでしたか?

 ストレスはない、と言えばウソになるんだけれども、ものは考えようなんですよね。これまでの歩みを振り返ると、東大助教授で辞めちゃったこととか、いろんな挫折を経験しているわけですよ。人生に浮き沈みはある、とずっと思っているので耐えられました。でも、何を言っても聞いてもらえない、という状況は正直、悔しかったですね。テレビ報道で、ウソや作り話がいっぱいあったんです。

テリー 例えば、どういうことですか?

 の勉強会の話ですけど、皆さんお忙しい中、集まっていただいているので、つまんでいただくサンドイッチ40人分ぐらい頼んでいたわけです。その領収書も、店員さんの書いたものがちゃんとある。なのに、テレビは勝手に「添はコーヒーだけ頼んでいるのに、それをサンドイッチ代と偽って、差額をポケットに入れている」と流すわけですよ。もうメチャクチャです。

テリー もはや真実うんぬんではなく、くための報道なんですね。しかし、添さんは自分のことだから、ある意味しかたないですけれど、ご家族大丈夫だったんですか?

 いやァ、やっぱり大変でした。特に2人の子供は、当時中1、高1に進学したばかりの大事な時で、カメラに追われたわけですから、静を装ってはいましたけれど、つらい思いをしたでしょうね。

テリー うーん、それはキツいなァ。

 でも、学校クラスメイトが本当に優しくて、子供たちを支えてくれたんです。そういう気遣いがありがたかったですね。

テリー へえ、日本の若者も、まだまだ捨てたもんじゃないね。

 そういう意味では、今回の騒動は子供教育という点においては、よかったのかなとも思ってね。

テリー それ、どういうことですか?

 仮に私が知事を続けていたら、子供たちにゴマをすったりチヤホヤする人が必ず出てきますから。生きていれば必ず困難や挫折があって、そんな時はじっと耐えて、頑らなければいけない。もし、子供たちにそういうふうに感じてもらえたのなら、長いで見た時、よい経験になったのではないかな、と。

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